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クソゲーオブザイヤーにノミネートされたソフト一覧リスト2 クソゲーオブザイヤー(KOTY)エロゲー部門にエントリーされた作品、および乙女ゲー部門でノミネート作・選外作となった作品を網羅しています。 右端の表記は本サイトにおける判定です。必ずしもすべてのKOTYエントリー・ノミネート作がクソゲー判定されているとは限りません。 対象ゲームを執筆された方は、このページにリンクと判定を入れて下さい。 執筆されていないゲームは判定を入れないでください。 判定は管理人及び有志の相談の上で変更される可能性があります。勝手に判定改変するのは絶対にやめましょう。 据え置き機部門、携帯機部門のリストはKOTYゲーム一覧へ エロゲ部門(2008~2012) 2012エロゲ 大賞 SEX戦争 ~愛あるエッチは禁止ですっ!~ Win 次点 華麗に悩殺 くのいちがイク! ~桃色ハレンチ忍法帳~ Win 次点 いたずらっ娘 ~うちの娘にかぎって~ Win 次点 パジャマさんこんにちわ Win 選外 獣ノ躾 ~本能と理性の狭間で悶えるケモノ~ Win 選外 マテリアルブレイブ Win 選外 Friends Win 選外 Princess-Style Win 選外 創刻のアテリアル Win 選外 NTR48 ~俺の家族が寝取られるまでの48日間~ Win 選外 JOKER -死線の果ての道化師- Win 選外 魔物っ娘ふぁんたじ~ Win 選外 イモウトノカタチ Win 選外 白神子~しろみこ~ Win 選外 欲情トマランナーズ ~エルメロスは絶頂した~ Win 選外 CROSS QUARTZ Win 選外 深淵のレコンキスタ Win 選外 お前のオンナを寝取ってやる ~昔ヤったオンナは今は白衣の天使。旦那の前で心も身体も弄んで寝取る~ Win 2011エロゲ 大賞 ゾンビの同級生はプリンセス -不死人ディテクティブ- Win クソゲー判定 大賞 学園迷宮エロはぷにんぐ! ~イクぜ!性技のダンジョン攻略~ Win クソゲー判定 次点 令嬢の秘蜜 Win 次点 修羅恋 ~SeeYouLover~ Win 次点 勇者と彼女に花束を Win 次点 恋愛+H Win 選外 コイ★カツ! Win 選外 ろーるぷれいんぐがーる!! Win 選外 シークレットゲーム CODE Revise Win 選外 とらぶる@すぱいらる Win 選外 White -blanche comme la lune- Win 選外 大帝国 Win 選外 PrimaryStep Win 選外 変態勇者の中出し英雄記 Win 選外 美衣菜△です! -Loveイチャ同居生活のススメ- Win 選外 まままーじゃん Win 選外 STARLESS Win 選外 ジンコウガクエン Win 選外 学園退魔! ホーリー×モーリー Win 選外 euphoria Win 選外 ランス・クエスト Win 選外 プリンセスX ~僕の許嫁はモンスターっ娘!?~ Win 選外 水夏弐律 Win 選外 夢見る月のルナルティア Win 選外 魔法少女と恋+ Win 選外 淫刻の虜姫 ~囚われた没落の姫姉妹、淫教の果てに~ Win 選外 世にも気持ちいい学園の快談 ~オバケになってあの娘に仕返し!~ Win 選外 肉体契約書 Win 2010エロゲ 大賞 色に出でにけり わが恋は Win クソゲー判定 次点 恋刀乱麻 ~わたしが、アナタを、守るからっ!!!~ Win 次点 Cross Days Win クソゲー判定 次点 Floating Material -The hill where the star born- Win 選外 鬼まり。~鬼が夢見し常の世に、至る幼き恋の始まり~ Win 選外 乙女恋心プリスター Win 選外 戦極姫2 ~戦乱の世、群雄嵐の如く~ Win 選外 オレの妹のエロさが有頂天でとどまる事を知らない Win 選外 催眠生活 ~校則だから仕方ない!?~ Win 選外 かしましコミュニケーション Win 選外 se・きらら Win カタログ 選外 暁の護衛 ~罪深き終末論~ Win 選外 あるぴじ学園 Win 選外 クドわふたー Win カタログ 選外 デュアル・エム-空の記憶- Win 選外 げきたま! ~青陵学園演劇部~ Win 選外 真・恋姫†無双 ~萌将伝~ Win 黒歴史ゲー判定 選外 この歌が終わったら -When this song is over- Win 選外 ふぇいばりっと Sweet! Win 選外 Orange Memories Win 選外 萌恋維新! アタシら、じぇいけー、新閃組! Win 選外 星空へ架かる橋 Win 選外 普通じゃないッ!! Win 選外 JINKI EXTEND Re VISION Win カタログ 選外 なないろ航路 Win 選外 熟処女 ~私、はじめてなんです…… Win 選外 アザナエル -AXANAEL- Win 選外 三極姫 ~乱世、天下三分の計~ Win 選外 まるめる ~ソウシンシャは@未来~ Win 2009エロゲ 大賞 りんかねーしょん☆新撰組っ! Win クソゲー判定 次点 MQ ~時空の覇者~ Win クソゲー判定 次点 タイムリープぱらだいす Win 次点 ひしょ×ひしょ Win クソゲー判定 選外 DAISOUNAN Win 選外 河原崎家の一族2 完全版 Win 選外 ヴァルキリーコンプレックス Win 選外 鬼うた。~鬼が来たりて、甘えさせろとのたもうた。~ Win 選外 きっと、澄みわたる朝色よりも、 Win 選外 世界に男は自分だけ、全世界の女性を妊娠させて人類を救え! Win 2008エロゲ 大賞 魔法少女アイ参 Win クソゲー判定 次点 ToHeart2 Another Days Win 次点 つよきす2学期 Win 劣化ゲー判定 次点 戦極姫 ~戦乱の世に焔立つ~ Win 選外 Garden Win 選外 暁の護衛 Win 選外 オトメクライシス Win 選外 まじかる☆プリンス Win 選外 おさわり痴漢列車 Win 選外 冬のロンド Win 選外 それは舞い散る桜のように 完全版 Win 選外 闘神都市III Win 乙女ゲー部門(2007~2012) 2012乙女 大賞 キミカレ ~新学期~ PSP 次点 TOKYOヤマノテBOYS SWEET JELLY BEANS Win 次点 うたの☆プリンスさまっ♪ Debut PSP 次点 再会 ~あなたともう一度~ 携帯 執筆不可 選外 エルクローネのアトリエ PSP 選外 恋戦隊LOVE&PEACE THE P.S.P. ~パワー全開!スペシャル要素てんこもりでポータブル化大作戦である!~ PSP 選外 DIABOLIK LOVERS PSP 2011乙女 大賞 遙かなる時空の中で5 PSP 次点 AMNESIA PSP 次点 文明開華葵座異聞録 PSP 次点 オレ様キングダム 恋もマンガもデビューを目指せ! ドキドキLOVEレッスン DS 選外 マザーグースの秘密の館 PSP 選外 Starry☆Sky ~After Autumn~ Win 選外 月華繚乱ROMANCE PSP 選外 お菓子な島のピーターパン ~Sweet Never Land~ PSP 選外 アンジェリーク 魔恋の六騎士 PSP 選外 大和彼氏 携帯 執筆不可 選外 卒業アルバム Last Memories 携帯 執筆不可 選外 愛してファラオ 携帯 執筆不可 2010乙女 大賞 天下一★戦国LOVERS DS DS 次点 ラブルートゼロ kisskiss☆ラビリンス PS2 クソゲー判定 次点 大和彼氏 携帯 執筆不可 次点 湘南★初カレDiary 携帯 執筆不可 選外 堕天使の甘い誘惑 × 快感フレーズ DS 選外 原宿探偵学園 スチールウッド PSP 選外 絶対迷宮グリム 七つの鍵と楽園の乙女 PSP 選外 薄桜鬼 遊戯録 PSP 選外 B s-LOG パーティー♪ PSP 選外 うたの☆プリンスさまっ♪ PSP 選外 Starry☆Sky ~in Spring~ Portable PSP 選外 STORM LOVER PSP 2009乙女 大賞 断罪のマリア THE EXORCISM OF MARIA Win 大賞 ジョーカーの国のアリス ~Wonderful Wonder World~ Win 次点 クリムゾン・ロワイヤル ~Circumstance to serve a noble~ Win 選外 カヌチ 黒き翼の章 PS2 選外 リトルアンカー PS2 選外 蒼天の彼方 Win 選外 LucianBee s RESURRECTION SUPERNOVA PS2 選外 暗闇の果てで君を待つ DS 選外 誰にでも裏がある -True or Lie?- Win 2008乙女 大賞 クリムゾン・エンパイア ~Circumstance to serve a noble~ Win 次点 DUEL LOVE ~恋する乙女は勝利の女神~ DS 次点 エーデルブルーメ PS2 次点 プリンセスナイトメア Win 次点 遙かなる時空の中で4 PS2Wii 次点 カヌチ 白き翼の章 PS2 選外 乙女的恋革命★ラブレボ!!DS DS 選外 プティフール PS2 選外 放課後は白銀の調べ PS2 選外 クレプシドラ ~光と影の十字架~ Win 選外 緋色の欠片 DS 選外 drastic Killer PS2 選外 星空のコミックガーデン DS 2007乙女 大賞 クローバーの国のアリス ~Wonderful Wonder World~ Win 選外 そしてこの宇宙にきらめく君の詩XXX PS2 選外 はかれなはーと 誰がために君はある? PS2 選外 オレンジハニー 僕はキミに恋してる PS2 選外 DEAR My SUN!! ~ムスコ★育成★狂騒曲 PS2
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「超クソゲー」by太田出版 127 名前:「超クソゲー」by太田出版(既出ネタスマソ) :05/01/25 15 19 10 ID 6AjE5IH60 全ソフト入場!! 暗殺者は生きていた!! 更なる研鑽を積みアメリカで蘇った!!! 飛竜!! ストライダー・リターンズだァ―――!!! 実写ギャルゲーはすでに我々が完成している!! ジャケはアニメ絵 ハートビートスクランブルだァ―――!! 掴みしだい(爺さんでも)投げまくってやる!! データイースト代表 クルードバスターだァッ!!! 対戦格闘なら我々の歴史がものを言う!! ミート君ボール争奪 キン肉マン マッスルタッグマッチ!!! 真の北海道を知らしめたい!! 地域振興 北へ。White Illuminationだァ!!! 現実世界では存在すらしないがゲームなら全妹オレのものだ!! G sの鬼っ子 シスター・プリンセスだ!! 電話対策は完璧だ!! 「(攻略本)担当者は死にました」 たけしの挑戦状!! 全バカゲーのベスト・バランスは私の中にある!! スーパーウルトラセクシィヒーローが来たッ ライジングザン~ザ・サムライガンマン~!!! タイマンなら絶対に敗けん!! 女珍団の睨めっこ見せたる 怖い顔GP 姐だ!!! ライター変更(なんでもあり)ならこいつが怖い!! EVEシリーズのピュア・シナリオ EVE the Lost oneだ!!! アメリカから太めのシャアが上陸だ!! 黒いリュウ・ホセイ GUNDAM 0079 THE WAR for earth!!! ルールの無い言語芸を見せたかったからこそSFC(国民機)に行ったのだ!! 「先っちょ、先っちょ、気持ちイイ」!!ラブクエスト!! 日本の土産に大型筐体とはよく言ったもの!! 達人のダンスが今 メガドラでバクハツする!! マイケル・ジャクソンズ ムーンウォーカーだ―――!!! ファミ通で二点こそが史上最凶の代名詞だ!! まさかこのソフトが来てくれるとはッッ 修羅の門!!! 闘いたいからここまできたッ なさけ 一切 むよう!!! テンゲンのマニュアル・ファイター ピットファイターだ!!! 捨丸はゲーム内最強ではない全格ゲーで最強なのだ!! ご存知尻出し 花の慶次 雲のかなたに!!! 音ゲーの本場は今や浜省にある!! オレを驚かせる奴はいないのか!! OVER THE MONOCHROME RAINBOW featuring SHOGO HAMADAだ!!! ヤババァァァァァいッ説明書不要!! オプション!! オプション!! オプション!! スターワインダーだ!! 「礼」は実戦で使えてナンボのモン!! 超実戦おじぎ!! 分家アメリカからカラテカの登場だ!!! 競技会はオレのもの!! 邪魔するやつは思い切り褒め思い切り叱るだけ!! ドーピング・マッチョ統一王者 情熱★熱血アスリーツ~泣き虫コーチの日記~ 歩き方を探しにネットに来たッ!! ストレス全サガチャンプ アンリミテッド サガ!!! パントマイムに更なる磨きをかけ "評価不能"エネミー・ゼロが帰ってきたァ!!! 今の自分はゲームじゃないッッ!! ドリーム・エミュレーター LSD!!! 構想期間三年のダンジョンが今ベールを脱ぐ!! 香港からクーロンズ・ゲートだ!!! このソフトの前ではスキップボタンはいつでも全盛期だ!! 賽の河原アドベンチャー プリズマティカリゼーション 本名で登場だ!!! 親父の敵討ちはどうしたッ コレクターの炎 未だ消えずッ!! ゲーセンもガチャガチャも思いのまま!! シェンムー 一章 横須賀だ!!! 特に理由はないッ 主人公が強いのは当たりまえ!! 多部田にはナイショだ!!! 暗黒太極拳! センチメンタルグラフティがきてくれた―――!!! 土木作業で磨いた実戦連打!! 18禁界のデンジャラス・筋肉 The ガッツだ!!! 声優だったらこのソフトを外せない!! 超C級地獄クイズ スタンバイ Say Youだ!!! 超一流(自称)のクリエイターの超三流のポリゴンだ!! 生で拝んでオドロキやがれッ イマジニアのカクカク女 FIST!!! おすすめRPGシールはこのソフトが完成させた!! ヌーヌーの切り札!! 里見の謎だ!!! 非売品の王者が帰ってきたッ どこから出てきたンだッ もとじろうッッ 俺達は君を待っていたッッッもと子ちゃんのワンダーキッチンの登場だ――――――――ッ 関連レス 134 名前:水先案名無い人 :05/01/25 18 24 08 ID IF8c4WIU0 しゅ、修羅の門orz 148 名前:水先案名無い人 :05/01/25 23 54 28 ID IjFSGORxO 127ー129 たけしで吹いたw マニアックすぎ コメント 名前
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登録日:2010/12/06 Mon 00 41 03 更新日:2024/06/14 Fri 14 11 02NEW! 所要時間:約 75 分で読めます ▽タグ一覧 2ch 5ch KOTY おかしなゲーム× ゲームとしておかしい○ クソゲー クソゲーオブザイヤー ゲー務 ゲー無 ゲー霧 コメント欄ログ化項目 ダメジャー ヨンパチショック 万魔殿 人生ゲーム 修羅の国 商品未満 地獄絵図 年末の魔物 所要時間30分以上の項目 所要時間60分以上の項目 歴史 知名度アップ 脅威のメジャー率 Hello! KOTY! 2003年に2ちゃんねる(現・5ちゃんねる)の家庭用ゲーム板で突然始まった、その年で一番クソなゲームを決める負の祭典。 略して「KOTY」。 なおエロゲー版についてはこちらを参照。 概要 スレのルール 用語 ノミネート作品据置機部門 携帯機部門 エロゲー部門 乙女ゲー部門 大賞決定経緯解説(エロゲー部門除く) 概要 そのスレを指して曰く、据え置き版2013年総評の言葉を借りると「その年一番のクソゲーを追い求める、どうしようもないやつらのアジト」。 大賞が決まるのは、いわゆる年末の魔物(詳しくは後述)の関係もあり、だいたいは年度末(翌年の2月頃)になる。 言うまでもなく、こいつの総評に書かれるというのは大変不名誉なことであり、それゆえ業界側がKOTYに言及したことなども殆どないが、怖いもの見たさ故か当該作品の知名度は大きく上がる(もちろん、根本的な売上には貢献しないが…)。 その性質上、嫌いなゲームを貶めるためのアンチスレ的な存在と勘違いされやすいが、後述の通りむしろその手のアンチとは真逆の存在である。 むしろこのKOTYが貫くのは「クソゲーへの愛」に他ならない。 最初は据え置き機部門のみだったが、2007年に携帯機部門と乙女ゲー部門(乙女ゲー的クソゲーオブザイヤー)、2008年にエロゲー部門(クソゲーオブザイヤーinエロゲー板)が新しく設立された。 乙女ゲー部門は「一般向けの乙女ゲー」であればハードに関係なく扱う(携帯アプリ/ソーシャルゲームの投稿も認められている)。 ちなみに、エロゲー部門が設立されたのはアイ惨がきっかけ。また、据置以外の各部門の設立は後述の「四八ショック」の影響も少なくない。 なお、これら4スレはそれぞれ別部門のスレのことも認識しており、相互に交流もあるものの、あくまでも並行的に活動している「別のスレ」であり、住民層は違うことに留意されたし。 乙女ゲー、エロゲー部門はわかりやすいが、据え置きと携帯機の両スレも本来は関係なくそれぞれでやってきたスレである。 なお、Nintendo Switchは任天堂の定義に従って据え置き機部門で扱われる。 しかし現状では2015年以降活動が縮小し始め、2022年を最後にエロゲー部門以外すべての活動が停止するに至った。 理由としては、基本無料ゲームの増加、スマホゲーの隆盛(*1)、Steamなどのダウンロード販売の普及、インディーズゲームの勢力が強まる(*2)など、 ゲーム発表の裾野が広がったために、 個人や小規模な体スタジオでもゲームを作れる環境・販売できる環境が整ってきており、作品が増えすぎてクソゲーを探せなくなった今までKOTYで扱っていた怪作が、スマホゲームやPCゲームなど、ルール上扱えない市場で出るようになった ダウンロード販売が浸透し、世界各国で開発されたゲームが簡単に購入できるようになった(購入できるゲームの種類・情報が増えた) 価格帯や開発規模の違うゲームを同じ目線でジャッジしてもいいのか判断がかなり難しくなった ゲーム制作・販売の敷居が下がり、元々真面目に作る気の無いゲーム(*3)も 爆発的に 増えた 柔軟な販売体系を選択できるようになったため、予算や納期の問題によるクソゲーが生み出されることが減ったインターネットの普及により、アップデートで問題点の修正が容易になった(後からでも改善ができる) スマホでのソーシャルゲームなどの台頭により、携帯ハードが下火になったPlayStation Vita 2019年で生産終了、2024年現在ソニーは後継機も考えていない模様 ニンテンドー3DS 2020年で生産終了、任天堂はSwitchが携帯機の役目を果たしていると考えている模様 他のネットサービスやコミュニティの発達・流行により5ちゃんねる自体が衰退傾向にあるクソゲーハンターが個人ブログ・SNS・動画投稿サイトなどでクソゲーをレビューできるようになり、あえて5chで選評を行う必要がなくなった クソゲー情報がSNSに一瞬で拡散されるため、企業側にクソゲーを出すリスクが大きくなった SNSの発達で多様性が可視化されるようになり、どんな最低最悪の作品であろうとクソゲー呼ばわりして盛り上がるのは行儀が悪い・許せないと考える人も増えた スパム対策による規制がかなり広範囲に及んで単純に5chに書き込めない人も増えていた。(2023年7月のJane Styleサポート終了の騒動後に一気に解除されたようだが、今後どうなるかは不明) などが理由として挙げられるだろうか。 後年には一部ネットニュースで大賞やノミネート作が取り上げられるなど知名度が高くなっていたこともあり、休止には某笑いのニューウェーブはじめとする多くのクソゲーハンターらから残念がる声が上がった。 スレのルール 2006年ごろまでは現在とルールが異なり、選考が投票制で被害者の数を重視していたためゲハとアンチの介入による不毛な言い争いが避けきれなかったが、 2007年以降はこれを防ぐ為にスレに選評を提出し議論で話題作入りか選外かを決め(*4)、 後に一年の総評を出してその中からスレ住民が選出することで大賞を決めるというシステムに変更。 それと時期を同じくして、四八ショックによる選考基準のインフレも進行していったため、 現在では「投票制時代の候補作はあくまでもゲハの目線から見たクソゲーであり、今やったら選外orガッカリゲー止まりになるものが大半であろう」と言われている。 選評を書かなければならなくなった都合上、クソゲーだと思った作品を大賞に推したい場合は知識やプレイ経験だけでなく、ある程度の文才も必要になる。 が、とりあえず提出すれば住人からのアドバイスや添削を受けられることもあるため、幸いそこまでハードルは高くない。 また、他の住人が選ぶという都合上、「他者が読んで同意できる」客観性も重要であり、「俺が糞だと思ったから糞」的な主観丸出しの選評はまず相手にされない。 その他当然「正確である」である事も要求され、間違いが判明した場合は選評その物が取り消される場合もある。 勘違いされ易いが「今年一番のクソゲーとして大賞を取り得る程に、突出したクソゲーを選りすぐる」ので、 スレッドで名前が挙がらないから良ゲーという訳ではない。またクソゲーだと思えばとりあえず名前を出してみる、という場ではない点に注意。 この選評制によって、KOTYはかなりの知名度を持ちながらも2chの名物スレらしからぬ荒れにくさを誇っているが、 一方で「ゲーム自体の出来より選評の面白さで賞が決定してしまう」という点は再三指摘されている。 とはいえ投票制に変えた場合、ゲハ・アンチの介入により「こんなに大勢が言ってるんだからクソゲー」という数に任せたごり押しが起きる事は目に見えているため、 選評制を変更しようという大きな動きがあった事はこれまでない。 また、「本来はあくまで総評を楽しむためのネタスレであり、クソゲーのレッテルを貼るためのスレではない」という指摘もあり、 事実、KOTYは何の権威もないただのネタスレというスタンスを一貫している。 KOTYの選評は「ゲーム業界で最も信頼できるレビュー」とする声があるが、それは恐らくゲームの有りのままのクソ要素を直視し味わった者が吐き出した悲鳴である事に起因している。 どの板にせよ、提出される選評及び総評は、総じてレベルが高く堅苦しくなくブラックジョークとウィットに富んだ文章であるため普通に読んでも面白い事から、 「選評(総評)執筆者の中に本当に文字書きとして飯食っている人がいるのでは」「クソゲーをやるより選評(総評)読んだ方が有意義」という意見も見受けられる。 また、いわゆるキャラゲーは若干選出ハードルが高い。ファンアイテムの趣が強く、ゲームとしてのクオリティが低いことはままあるため、 「ファンなら満足できるor楽しめる」という最低評価水準を満たしておらず、ファンからも擁護されない、あるいは激怒される出来でない限りは相手にされないのである。 「ゲームとしては低クオリティだが、ファンアイテムとしては優秀」なキャラゲーの好例としては、『涼宮ハルヒの激動』などが挙げられる。 反面、ゲームとしてもファンアイテムとしても低クオリティで、普通のゲーマーはもちろんその作品のファンすら擁護しない、あるいは激怒して入賞した作品としては、 『ドラゴンボールUB』や『ビビッドレッド・オペレーションHIP』『仮面ライダー サモンライド!』『Newガンダムブレイカー』等が挙げられる。 一方で、『逆転裁判4』や『サンダーフォースⅥ』、『スーパーロボット大戦K』『遊戯王タッグフォースエボリューション』のように、ファンが激怒するような内容や『星のカービィ 参上!ドロッチェ団』のようなシリーズ全体で見るとクオリティがイマイチであっても、ゲームとしては普通に遊べるというものも相手にされない(*5)。元々ゲームでない『毎日ステキ!ハローキティのライフキット』などのソフトも劣悪でも相手にされない。 クソゲーとして名を上げていても年内に修正版やパッチが出れば選外になる事もある。 年内に間に合わなかった作品やパッチでクソゲーとしてより昇華した作品もあるが。 スレで色々やらかすとオプーナさんやメジャマくんに裁かれるので注意。 携帯機部門では長らく全部門のジャッジを務めていたオプーナさんに代わり鬼帝ちゃんが担当するようになった。 その後、鬼帝ちゃんは続編2作がまずまずの良ブロック崩しゲーとなった事もあって担当を卒業した。絶望のネクストステージ?何それ。 一方、オプーナさん(やる夫プーナ)は慣れ親しんだ名誉会長的存在として今尚スレの顔である。 が、ぶっちゃけた話、上記のような過去の基準で選出されたような作品であり、 オプーナさん自体はクソゲーという程ではなくむしろ今では佳作以上の希少ゲーとして評されている点にも注意。 用語 選評 クソゲーの紹介文。KOTYへの推薦文みたいなもの。 どんなにクソゲーと言おうと、それが本当にクソゲーでありスレで話題をさらおうがこれが無ければ始まらない。 ただ出せばいいと言う物ではなく主体性や詳細に欠けるものは相手にされない。 総評と違いユーモアよりも正確さと詳細さを求められる傾向があるが、選評内でその年を代表するパワーワードが生まれる事もある。 遊ばなくてもこれを読むだけでクソゲーだと理解できる ということが求められるので 「わからないなら遊んでみろそうすればクソだとわかる」などのワードが出たら選評としてはまず不足と言っていい。 また、選評受理されたとしても総評入りするとは限らない点には注意が必要。 逆に言えば酷いクソゲーだろうとスレの中で検証する人がいなかったり、そもそも話題にならなかったりすると選評が出ないのでKOTYでは見逃されることもある。 一方で「どんなに酷いクソゲーだとわかっていても選評さえ完成しなければ大賞候補=次点にならない」というルールには穴があり、 検証しに来たクソゲーハンターの心を次々折ることで選評が書ききられず、話題作のラインに強引に踏みとどまろうとした(?)破壊兵器も存在する。 あと、据置・携帯スレ的には「ノミネート」という単語・制度は使っていない。大賞・次点をまとめて便宜的にノミネート作と言うことはあるが、 基本的には「選評うp」+「住人の了承」を経て初めて大賞争いに加わる。 一方乙女ゲーとエロゲー版では、「選評」が上がった段階で大賞争いに一応「エントリー」するという制度になっている。 総評 その年の大賞及び次点入り作を決める、1年を振り返る文章。 大体2カ月程で完成するが、大抵年末の魔物的な大物がその頃に出ると検証に時間がかかるため3月以降になり、場合によってはそこに滑り込み参戦し(門番に弾かれ)てくるクソゲーが出ることすらある。 また、実力が拮抗したクソゲーが2つ以上存在していると審議が難航し中々決まらない事も。 逆に年末までに圧倒的な怪物が登場しており、年末にそれを越えるようなゲームが出なかった場合はそのまま逃げ切ってしまうため完成が早まる事もある。 門番 その年最初に選評が届いた作品のこと。 その年から総評決定までの基準となるクソゲーとして扱われ、以降の作品はこれと大賞を争えるレベルでなければ総評にすら残らない選外になってしまう。 よって候補作の中では相対的に弱くなる事が多く、大賞争いでは影が薄くなりやすい…が、それが大賞に手が届く超ド級のクソゲーだった場合は、その年の次点リストに載れる候補作(話題作)はどうしても少なくなってしまう。 2014年据え置き部門の「大戦略P」「赤サブレ」や、2012年エロゲー部門の「SEX戦争」はその難攻不落っぷりから「デモンズウォール」などとも呼ばれていたが、 2015年据え置き部門の門番『アジト×タツノコレジェンズ』、2016年携帯機部門の門番『Wizardry 囚われし亡霊の街』(*6)はそれを上回る理不尽さで後追いを無双し続けた結果、 該当年での次点はそれぞれたったの1作(つまり門番の他は対抗1作のみ)に終わり、しかもその上で門番が逃げ切る形で大賞獲得に至っている。 年末の魔物 KOTYで取り上げられるレベルのクソゲーにはなぜか毎年年末に出てくるものも多い。ヨンパチ、ダメジャー2、アイ惨など、大賞の多くがこれ。 何故生まれるかというとメーカーが売上を求める為にクリスマス、冬休み、ボーナス、正月、つまり年末年始商戦を狙って突貫工事で出してしまうから。 また○周年記念等のアニバーサリー作品発売を年内に間に合わせようとしたり、オンラインアップデートが当たり前になった今では「未完成で出して後でアップデートパッチ配布すればいいや」という認識がそれにつながってしまう事が多い。 年末の魔物とは意味合いがやや異なるがクソゲーオブザイヤーのルール的にも年末に出たクソゲーの方が有利となる。 後述のパッチの項目に詳しく書かれているが、アップデートされる場合は その年の12月31日までの内容を基準として判断する ため 12月28日に出たクソゲーが 4日後の 1月1日のパッチで神ゲーになったとしても パッチ適用前の内容で判断しなくてはいけない 。 そんなギリギリの状況になったことはないが、1月に出たクソゲーは11ヶ月の猶予があるのでそれまでに改善パッチが当たって大賞を逃れるケースは往々にしてある。 ただし、ここで年末の魔物と呼ばれるようなソフトはそんなルールの隙間に救われて受賞できたようなものは少なく 改善する余裕が半年あったとしてもとても足りない、もしくはそもそも直す気なんてサラサラねえよ というものが珍しくない。 また、KOTYeにおいては銀行からの融資の返済猶予期間とかぶるため、年内に出さなければ会社が消滅するという危機にある事から年末の魔物化するパターンが多い。 亜種として「年度末の魔物」が存在する。決算前の強行発売や年明けに出す予定がずれ込んだ結果として、3月下旬発売のゲームも危険度が高めになってくる。 夏の怪物 主に携帯機部門で出没。代表例は『めざせ!甲子園』『覇王鬼帝』。 最近ではエロゲー部門でも度々顔を覗かせており、2013年度及び2014年度大賞作品は夏頃の発売だったが、遅れて選評が提出され大賞となった。 由来は何故か大賞レベルの化け物が夏に発売、若しくは冬に差し掛かった段階で夏に発売された大賞レベルのクソゲーが発掘される事が多く、それが「怪物」「逸材」と言われる野球選手が発掘される夏の甲子園を悪い意味で彷彿とさせる事から。 年末の魔物も出現した年は大抵一騎打ちとなり、大賞の選考が難航する。 夏に大賞レベルの化物が現れる原因としては、夏休み・お盆商戦を狙うこと、年度末に出す予定だったソフトが諸般の事情で夏に発売がずれ込んでしまうこと、などが考えられる。 ヨンパチショック 2007年大賞『四八(仮)』があまりにクソすぎた結果、翌年以降に要求されるクソ度の高さが凄まじい状態になった事。 2006年度KOTYまでは期待されていたシリーズ物が挙がる事が多く、所謂ネガティブキャンペーンやゲハの介入による面が強かったが、 「ゲハを黙らせた」「事実上KOTYを終わらせた」事件として有名。 クソゲーの定義が大きく変わった為ヨンパチショック以前の大賞争いはもう別物だと思ったほうがいいのは先述の通り。 終わらせたというより、むしろ「KOTYを一旦生まれ変わらせた」事件といえる。 七英雄 2008年据え置き機部門大賞&次点作の総称。別名「七大驚異」。 ヨンパチショックを経てクソゲー飢餓が危惧された中、クソゲーの「質」も量も良かった為に名付けられた。 なおクソゲー的な質が良くても良い事はこれっぽっちもないことは言うまでもない。 2010年携帯機においてもハイレベルなクソゲーが7本出たためそちらを指す事もある。ただし、据置との区別の為「携帯七英雄」と称される事が多い。 四天王 2009年据え置き機部門大賞&次点作の総称。 合わせて5作あるが、『魁!!クロマティ高校』や次点作の一つである『戦極姫』にも5人で出てくる。というか龍造寺四天王なる5人組が日本史上に実在した。 フリュー三銃士 メーカー「フリュー」が3連続でボッシュートしてきたクソゲーの事。2009年携帯部門、「バレット」「さらば」「ふしぎ」の3つ。 なぜこうなったかと言うとフリューが業界参入1年目だった事が大きく挙げられる。 事実、同じくフリューの作った『カードファイト!!ヴァンガード』のゲームはマトモであり、一概に悪いメーカーではない(その後のクソゲー率が低い訳ではなく2015乙女大賞作もフリュー産)。 七つの大罪 2011年据え置き機部門で大賞の座を争った7作品の総称。 全てがシリーズものであり、シリーズブランドの名に泥とクソを豪快に塗ったためこう名付けられた。 因みに「憤怒:亡霊」「色欲:Pia4」「暴食:誤当地」「嫉妬:C18」「強欲:投資」「怠惰:待」「傲慢:UB」。 修羅の国 エロゲー業界版クソゲーオブザイヤー(KOTYe)の事。 諸々の事情から、当時の据え置き部門や携帯機部門ではまずあり得なかったクソゲーが多く、そんな魔境にあって戦い続けるユーザーたちに畏怖を込め、 奇しくもクソキャラゲーの多い『北斗の拳』に登場する「ザコの強さがこれまでのボスレベル」という戦士の国:「修羅の国」になぞらえて、こう呼ばれるようになった。 ただ、一般ゲー(KOTY)とは評価方法が異なり、更に評価基準(総評テーマ)もその年の選評ごとに変動しやすいという特徴がある。 「多少の駄作」や「作品の完成度は高いが、明確なジャンル詐欺」などでも、ちゃんとした選評さえ出せばその時点でとりあえずエントリーとなる。 ただし、どのエントリー作を総評に載せるかは総評作者次第であるため、エントリーしたのに総評案で言及されない、ということはある。 真KOTY 2018年から始まったネタスレ「真クソゲーオブザイヤー」の事。 元々は某有名シリーズの新作をエントリーさせに来て門前払いを食らった荒らしが勝手に立てたスレだったが、 その荒らしの面白過ぎる言動を見て悪ノリした住人たちに即座に乗っ取られ、その後はKOTY住人の遊び場(兼お客様の隔離場)と化した。 「選評不要で何でも大賞」が基本ルールであり、スレで「〇〇はクソゲー」と宣言しさえすればゲームじゃなくても大賞認定を受ける事ができる無法地帯懐の深さが最大の特徴。 また、選評も「不要」であって「禁止」ではないので、ちゃんと他の住人が読んで面白い内容であれば問題なく受け入れてくれる。 流石に「大賞受賞は約一名の例外を除いて一回まで」という建前制限は一応あるものの、名義をちょっとでも変えれば別枠と見なされるため(*7)ほぼ形骸化している。 ちなみにルール上タイトル以外の情報は不要であるため、お客様が選評で内容を語ろうとして住人に袖にされるという皮肉な光景が展開される事も。 2020年末あたりから次第にスレが過疎化していき、2021年10月2日をもって終了することとなった。 2ヶ月後には復活するも、本スレ以上の過疎化により本スレで荒らしが出現したタイミングでたまにレスがある程度に。 ストロングスタイル 「仕様通りに完成している(と思われる)のにクソゲー」な作品の総称。「純粋なる無価値」とも言う。 ヨンパチショック以降急増したバグやメーカー対応等の盤外戦に頼らず、ゲーム本来としてのダメさのみで他作品と渡り合える程マイナスに突き抜けている作品を、ある意味で畏怖を込めてこう呼ぶ。 据置では『猿』『ラスリベ』『NGB』等が代表格。 携帯では『覇王鬼帝』が超絶バグゲーである『大戦略P』『プーペ』に対して「仕様通りなのにクソ」で真の無価値さが評価され大賞を勝ち取った。 エロゲーでは他はそれほど悪くないのにテキストの破綻具合1つで大賞となった『りんかね』が代表例。 四十八(仮)が比較対象となった『グリモ』、価格に反した薄さと前代未聞かつ過去最悪レベルのイラストがマリアージュしている『ママ2』も該当するのではという声もある。 シュレディンガー戦法 主に修羅の国で出没。 未完成商法の最悪かつ最上級版で、大企業も多く関わるコンシューマーで出現した場合は回収や返品騒ぎどころの話ではなくなる代物。 意図的にバグを組み込む、ある一定のタイミングでエラーを吐かせる等により強制終了させる事でゲームプレイを不能にする形で未完成を誤魔化し、 後に配信した修正パッチで未完成分を補填する形でお茶を濁す会社の良識を疑う(*8)作戦で、 「パッチを当てるまではそれがクソゲーであるか否かは観測出来ない」ということから、量子力学の「シュレディンガーの猫」理論に例えられた。 中には意図的にバグを組み込んだつもりが環境依存のせいで空振りに終わったり、有志がパッチを解析することで未完成がバレるというパターンも存在する事もある。 「雛遺書」が発祥。この他、その後14年度に現れた「ビッチ生徒会長のいけないお仕事」もその疑いが総評で言及されている。 『戦御村正(無印)』も、ある時点のパッチで「バグでストップする地点を世界地図上にマークしていくと、楕円を書くようになっている」というオカルトめいた状況証拠から疑われている。 とはいえ、これが割れ対策の一環になることも極々ごーくまれにあり、一概に悪いこととは言えないのも事実。 1jks 修羅の国で使われる用語。 CG枚数の基準として偶に使われ、「フルプライスでCG枚数35枚」を意味する。 フルプライス9504円という価格でありながらCG総数35枚+SD画総数9枚という暴動レベルのCGの少なさや、 糞みたいに寒いシナリオ、未完成商法とメーカー側の対応に起因する同年の大炎上騒ぎの結果生まれた単位。 元ネタは2014年度KOTYeのエントリー作品「銃騎士 Cutie☆Bullet」で、「銃騎士」のローマ字読みの頭文字が語源。 値段に対する枚数の少なさなので、ロープライスやミドルプライスなどの場合はそれに応じて枚数が少なくても批判されることは少ない。 (極端な話、上記のCG枚数でも価格が300円だったら大満足ボリュームと言える。) 画集 主に修羅の国で使われる用語。 どれだけストーリーが破綻していたり重大なバグを抱えていても、最悪CGのグラフィックが高クオリティならゲームではなくイラスト集としての価値は存在するという場合に用いられる。 画集としても評価出来ないレベルにグラフィックが酷い場合や、エロゲーとしての本来の使用用途として使えない場合は言わずもがな。 わかりやすい画集未満の例は「わくわく惑星プリンセス」や2017年大賞「ママとの甘い性活Ⅱ」が代表的。 パッチ 開発/発売元がネット環境に接続された据え置き機・携帯機・PC媒体で発売されたゲームにおいて不具合修正や追加コンテンツ等を目的として配信するデータの事。 ネット環境が整った現在だからこそ出来るものだが、未完成で強行発売して後から追加要素や発売時に盛り込めなかった要素をパッチや有料DLCとして配信するという手法も生まれてしまった。 一応パッチで改善すれば選外になることもあるが、パッチ適用による免除は年内のみに限られており、年内に間に合わなければそれを考慮せずに審査される。 そのため、強烈なバグゲーなどの選評が持ち込まれても、パッチを当てることができる機種の場合は「年内最後のアップデートが来るまでは保留」とされる。 パッチでの不具合修正となれば改善される事が殆どだが極稀にパッチを当てた結果悪化するパターンも存在する。後述の『ジャンライン』『アジノコ』『MVT』がその最たる例である。 修羅の国では亜種としてギガパッチが存在し、文字通り容量の単位がギガバイト並になっている事からユーザーのPCに掛かる負荷は相当なものになる。 また、修羅の国ではバグ修正パッチを適用する度にバグが悪化するというループが発生することがあり、 この原因はコンシューマー業界との開発力の差と、バグが前提で成り立っていた部分が修正されたことで前提が崩れてしまいバグが発生し、 その部分を修正した事でまたバグが発生し……という無限ループが発生する為である事が多く、エントリー作では『パジャマさんこんにちは』『戦御村正』が該当する。 まれに体験版に製品版用パッチを適用させることで全編プレイ可能となる、リアクションに困るバグを内包している場合も多い。 賽の河原 親に先立って亡くなってしまった子供が親の供養のため、三途の河原で積石をするが完成前に鬼がやって来て積石を崩してしまい、積み直すがまた崩され……という親不孝の報いを受ける場所の事。 KOTYに於いては、修正パッチ適用前後にセーブデータの互換性がない事からパッチが配信される度に検証の成果がゼロに戻されたり、 セーブデータ破損の頻発や凶悪なバグによって検証が何もかもが振り出しに戻る事を指す場合が多い。 据置版における『アジノコ』によって完成した概念。 公式が出した2個目のパッチを適用するとゲームとして伝説級のバグが発生し、ゲームクリアさえも無理ゲー化。よりによってパッチ制作がそれで打ち止めになったようで、当然そのバグは放置されたままである。 後に、ストレスフル極まるUIに無数の不具合を持つ『MVT』もこう称されるようになった。 また、『覇王鬼帝』にも原因こそ異なるが「セルフ賽の河原」と呼ばれるステージが存在する。 修羅の国ことエロゲー業界では「セーブデータの互換性がない」のは日常茶飯事なのでしょっちゅう出てくる。 クソゲー飢餓/クソゲー乞い クソゲー基準のインフレや諸般の事情により選評に足るクソゲーが長期間出なかった場合起こる現象。 これが発生すると大抵総評に記載される。 特にこれが起こったのは2011年度で、東日本大震災の影響で発売延期になったソフトが相当数出た事に起因する。 ただし、据置部門では「七つの大罪」が出現。携帯部門でも「対戦チンチロリン」が出現したため結果的には実りの多い年に。 また、据置版の2014年度でも門番となった2作品が強烈過ぎたため後に続ける作品が中々現れず、 「もう一波乱欲しい」「停滞した状況を打破出来るヒーローが現れないものか」と願った結果……よりによって国民的ヒーローを扱った「サモンライド!」が年末に爆誕。 対策班/処理班 選評が投下されたクソゲー、はたまたやばいという評判が立っている時点のゲームに大枚をはたいて突撃、検証プレイを重ねる猛者を指す事が多い。人柱とも クソゲー飢餓に見舞われることの少ないエロゲー板に於いては年末年始に波乱が来なかった場合、よせばいいのに予備期間に暇を持て余した処理班が余興や暇潰しついでに未処理の地雷を叩いて遊び始める無法地帯になることがわりと多い。 そしてそれが原因で大賞ないし次点級の作品がうっかり出土してしまう場合もある。その例が『部室』『オロチ』である。 据置版でも審査基準を変えて迎えた2021年下半期、暇を持て余した住人によって『バラン』の恐ろしさが暴かれた。 「クソゲーがでないのはいいこと」の筈なのにどうしてクソゲーを求めるかは謎。一説にはクソゲーの過剰摂取による中毒症状とも(*9) ゲー無 「楽しめるような中身が無い事に特化した」タイプのクソゲーの事。 選評を書くのにも「中身が無い事」を上手く伝えられるだけのセンスが要求されるため、ある意味スレと選評・総評書き達の大敵。 『人生ゲーム(Wiiウェア版)』によって確立された概念(*10)。 その後は多くの場合ゲー無の内、インディーゲームの類いを「虚無」と呼称するようになった。 2020年代に入ると、アセットフリップによる虚無乱発によりスレの機能不全が危惧され、CERO審査が行われたゲームが最低条件に昇格。結果的に据置機部門終了の一因になってしまった。 ゲー霧 あまりにも内容がカオス過ぎて、「いくらプレイしてクソと分かってもまるで霧に包まれたかのように全体像を把握する事が出来ない」タイプのクソゲーの事。 選評どころか「どういう類のクソなのか」を分析する事すら非常に困難であり、いざ検証する際には途中で挫折する遭難者が後を絶たない。 ここまで到達すると、ゲームの詳細な内容の選評が求められるKOTYにおいて最凶クラスの難敵と化す。 『嵐』(据置版)がその元祖とされ、2012年据置機部門と2016年携帯機部門のレビュワーを大いに悩ませた。特に後者は携帯機部門終了の一因になってしまった。 ゲー務 楽しめる要素はまったくないのに多大な時間と労力を要求される、「義務感でも無ければやってられない」タイプのクソゲーの事。 言わば「中身(だけ)はあるゲー無」「全体像(だけ)は明瞭なゲー霧」とも言うべき存在であり、選評によってクソさを伝える事が困難なのも他2種同様。 元々は修羅の国で生まれた用語で、代表的な作品は『新世黙示録―Death March―』(チーズ)。 その他のKOTYでは携帯版の『覇王鬼帝』『古き良き時代の冒険譚』等が該当するとされる。 予備期間 「年末の魔物・年度末の魔物」等の期限間近に発売されたゲームについて、クソゲー選評に値するかの検証・判定に時間が掛かる場合に、翌年1月以降に設けられる期間。 通常は多少の嵐が吹く程度で終わる事が殆どだが、当然そうならない年もあり、2011年度KOTY据置では、期限間近に選評が届いた作品が続出して検証が不十分だった為、数ヶ月掛けて検証が行われた。 特に2013年度KOTYeでは予備期間に選評が届けられた作品が続出。 その中で『明日もこの部室(へや)で会いましょう』の真の姿が明らかになってスレはパンデミックとなり、それまで大賞間違いなしと言われた『リア充爆発しろ! ~変身能力手に入れたんだけど質問ある?~』を蹴落としそのまま大賞に選ばれた。 延期 読んでの字のごとく、諸般の事情から当初の発売日から発売を延期する事。 クオリティアップなど理由はそれぞれだが、発売を期待していた購入予定者はもちろん当初の発売日に向けて陳列スペースの確保や宣伝を行っていた小売店サイドにも迷惑の掛かる行為である。 KOTYに於いて発売延期はフラグ化しており、次点以上に挙がったソフトの複数が該当している。 KOTYでの有名どころは『大奥記』や2012年の『デューク』あたりか。特に後者はなんと15年も延期していたヴェイパーウェアっぷり。 なお、とあるラジオでのエロゲープロデューサー曰く「1ヶ月の延期で家が建つ」とのこと。 移植 他機種で発売されていた作品を移植した作品。PCエロゲーを全年齢向けに移植したものも入る。 過去の機種や、現行だけど所持していない機種から移植され遊べるようになるのは本来喜ばしい事である。 しかし、移植度が低かったり余計な調整を加えて滅茶苦茶になった場合には原作レイプと見なされ大きく叩かれることになる。 この例は『海腹川背(PSP)』『ヴァルケン(PS2)』『MVT(PS4/switch)』が挙げられる。 しかし、何故かクソゲーを移植するという意味不明な暴挙に出る事もある。 「2005年に携帯KOTYがあったら大賞は確実だった」と言われる『めざせ甲子園』は移植の忠実さと誰得さが評価され大賞を勝ち取った。 その後、『戦極姫』は2008エロゲーで次点入り後、2009据置&携帯の双方で大賞という失態快挙を成し遂げている。 2010年携帯KOTYで『覇王鬼帝』に破れ、後に2014年据置KOTYに再登場した『大戦略P』はまともに遊べないバグゲーからシステム面でひたすら苦痛を与え続けるストロングスタイルに変貌した。覇王鬼帝との敗戦から学んだらしい ドラ バグ、メーカーやクリエイターのやらかし等、ゲーム本体の出来不出来とは直接関係のない要素を指す俗語。 元ネタは麻雀用語で、「それだけではアガれないが、持っているほどアガったときにボーナス点が加算される牌」というわけでm「バグはあくまでもドラにすぎない」とか言われてた。 しかし据置2009では「ドラもかき集めれば数え役満」と言わんばかりの大暴れをした『戦極姫』が大賞をかっさらっていった。 逆にドラが全くない、ゲームそのものの評価だけでヤバいのが上述の「ストロングスタイル」。 オブジイヤー うるせー馬鹿。 …マジレスするとジの発音は、theの後が 母音(a/i/u/e/o)で始まる時だけなので発音はオブザイヤーで正しい(イヤーのイはY(ヤ)行)。「日本カー・オブ・ザ・イヤー」もあることだし。 間違いを指摘したと思ったら、自分が馬鹿扱いされるので注意。 まあ質問者が間違えている=馬鹿だから「うるせー」と解答で突っ込んでいるだけかもしれんが ノミネート作品 赤又は強が大賞、他次点 据置機部門 ノミネート一覧 2004 ゼノサーガEP2 善悪の彼岸 ダービースタリオン04 転生學園幻蒼録 幻想水滸伝IV 重装機兵ヴァルケン アーマード・コア ナインブレイカー 2005 総括:さあ、ふるえるがよい ローグギャラクシー 機動戦士ガンダム 一年戦争 絢爛舞踏祭 ラジアータストーリーズ ドラッグオンドラグーン2 コード・エイジ コマンダーズ~継ぐ者 継がれる者~ ソウルキャリバーIII 天外魔境III NAMIDA グランディアIII SIMPLE2000シリーズ Vol.82 THE カンフー 高速機動隊 戦闘国家-改- NEW OPERATIONS 2006 総括:全てのクソゲーを過去にする ファンタシースターユニバース ガンパレード・オーケストラ三部作 ダージュ オブ ケルベロス ファイナルファンタジーVII 縁日の達人 聖剣伝説4 宇宙刑事魂 SIMPLE2000シリーズ Vol.100 THE 男たちの機銃砲座 カルドセプト サーガ 2007 総括:で、製品版の正式タイトルはいつ決まるんすか? 四八(仮) オレたちゲーセン族シリーズ APPLE SEED EX エルヴァンディアストーリー 戦闘国家-改- LEGEND 一騎当千 Shining Dragon ZOIDS ALTERNATIVE 2008 総括:メーカーをタカラトミーに、開発をドリフにされたら・・・ゲームにならねーんだよ! メジャーWii パーフェクトクローザー メジャーWii 投げろ!ジャイロボール!! 奈落の城 一柳和、2度目の受難 大奥記 ジャンライン 神代學園幻光録 クル・ヌ・ギ・ア プロゴルファー猿 2009 総括:α版なのは社名だけにしてください 戦極姫 戦乱に舞う乙女達 人生ゲーム Wiiウェア版 戦国天下統一 Let s 全力ヒッチハイク!!!!!!!!! 黄金の絆 2010 総括:レベルを上げて物理で殴ればいい ラストリベリオン ラブルートゼロ kisskiss☆ラビリンス 戦極姫2 葉隠の乙女、風雲に乗ず 人生ゲーム ハッピーファミリー 2011 総括:大丈夫、俺たちの人生はタカラトミー製じゃない 人生ゲーム ハッピーファミリー ご当地ネタ増量仕上げ ウィザードリィ 囚われし亡霊の街 Piaキャロットへようこそ!!4 ~夏の恋活~ code_18 グラディエーターバーサス 街ingメーカー4 ドラゴンボール アルティメットブラスト 2012 総括:世界よ、これがクソゲーだ 太平洋の嵐~戦艦大和、暁に出撃す!~ デューク ニューケム フォーエバー ヘビーファイア アフガニスタン 時と永遠~トキトワ~ 2013 総括:でもバンナムさん、おたくのクソゲーはもうこれでファイナルオペレーションにして下さい! ビビッドレッド・オペレーション -Hyper Intimate Power- ヘビーファイア シャッタードスピア エア コンフリクト ベトナム ダブルドラゴンII - ワンダーオブザドラゴン ガイアブレイカー 2014 総括:さ ぁ、 お 前 の ク ソ ゲ ー を 数 え ろ ! 仮面ライダー サモンライド! 大戦略PERFECT~戦場の覇者~ Takedown Red Sabre 2015 総括:勝利のポーズ! ヤッター、ヤッター……やってられんわ!!!! アジト×タツノコレジェンズ テトリス アルティメット 2016 総括:君たちのようなゲームを愛する者同士が戦わなくともよい……そんな世界を築きたいものだな…… 古き良き時代の冒険譚 RAMBO THE VIDEO GAME TORO -牛との戦い- 2017 総括:望みを持とう。でも望みは多すぎてはいけない。 RXN -雷神- SHOOT THE BALL 現代大戦略2017~変貌する軍事均衡!戦慄のパワーゲーム~ Operation7 Revolution Tear ー終わりとはじまりの雫ー 2018 総括:クソゲーを作るって、楽しい? RPGツクールMV Trinity Horse Racing 2016 New ガンダムブレイカー リトルドラゴンズカフェ GEM CRASH 2019 総括:十人十色のクソゲー達と過ごす、楽しい一年間 サマースウィートハート YⅡK ポストモダンRPG Total Jigsaw ROBOX スーパーアーケードサッカー 8ボールポケット 2020 総括:クソゲーはこの俺たちの手で片づけてやる!!! ファイナルソード Kentucky Route Zero: TV Edition Dreaming Canvas 爆丸 チャンピオンズ・オブ・ヴェストロイア テニス オープン 2020 2021 総括:どんなクソゲーと向き合う時間(とき)も、無駄ではなかった バランワンダーワールド Pacific Wings パチ・パチ!ON・A・ROLL Urban Street Fighting Super Arcade Soccer 2021 2022 総括:「クソゲーが出ないのは良い事です」この言葉では、もう締められそうにない 該当作なし RPGolf Legends 携帯機部門 ノミネート一覧 2007 総括:二冠おめでとうございます ONI零 ~戦国乱世百花繚乱~ アパシー ~鳴神学園都市伝説探偵局~ リーズのアトリエ ~オルドールの錬金術士~ ドラグナーズアリア ~竜が眠るまで~ SDガンダムGジェネレーション CROSS DRIVE 2008 総括:クソゲーの熱い物語が今始まる 高校野球育成アクションゲーム めざせ!甲子園 梅沢由香里のやさしい囲碁(DS) SIMPLE DSシリーズ Vol.32 THE ゾンビクライシス 海腹川背Portable ぷちえゔぁ エンブレムオブガンダム メジャーDS ドリームベースボール ウィンディ×ウィンダム みてはいけない 逆境無頼カイジ Death or Survival 2009 総括:銭払い デバック頑張る 我が身かな クリアのことは 夢のまた夢 戦極姫 戦乱に舞う乙女達 北斗の拳 ラオウ外伝 天の覇王 戦国天下統一 ラストバレット 超名作推理アドベンチャーDS レイモンド・チャンドラー原作 さらば愛しき女よ 世界ふしぎ発見DS 伝説のヒトシ君人形を探せ! 2010 総括:HELLO!KOTY! ハローキティといっしょ!ブロッククラッシュ123!! プーペガールDS2 現代大戦略DS ~一触即発・軍事バランス崩壊~ 大戦略PERFECT ~戦場の覇者~ ゲームブックDS アクエリアンエイジ Perpetual Period どんだけスポーツ101 天下一☆戦国LOVERS DS 2011 総括:二の五の言わずに仕事してください! 対戦チンチロリン ヱヴァンゲリヲン新劇場版 3nd Impact 2012 総括:このゲームの面白い場所はどこだ? ヘビーファイア・ザ・チョーズン・フュー パシャットバシット~Whack A Friend~ みんなの縁日 Piaキャロットへようこそ!!4 ~夏の記憶~ 2013 総括:運は我々から富を奪うことはできても、 勇気を奪うことはできない。 ホームタウンストーリー みんなでオートレース3D Megpoid the music♯ 2014 総括:悪夢は、夢だけで終わらせてください インフィニタ・ストラーダ 超人ウルトラベースボール アクションカードバトル ゲームセンターCX 3丁目の有野 Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 2015 総括:まっ、いいか。こいつは死んでいいクソだから 機動戦士ガンダム バトルフォートレス パズルボトル ラングリッサー リインカーネーション-転生- アトリエ デコ ラ ドール コレクション Rear pheles -Red of Another- エアシップQ ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!! 絶対に捕まってはいけないガースー黒光りランド 2016 総括:ささやき ― 祈り ― 詠唱 ― 念じろ! ……過去の亡霊たち は 今度こそ 埋葬されました Wizardry 囚われし亡霊の街 太平洋の嵐 ~皇国の興廃ここにあり、1942戦艦大和反攻の號砲~ 2017 総括:クソゲーが出ないのは良い事です 該当作なし エロゲー部門 当該項目も参照 ノミネート一覧 2008 総括:アイがある、悲しみもある、しかし……陵辱が無いでしょッッッ 魔法少女アイ参 戦極姫 戦乱の世に焔立つ ToHeart2 Another Days つよきす2学期 2009 総括:普通の萌えゲーを期待したらkonozamaだよ! りんかねーしょん☆新撰組っ! MQ 時空の覇者 タイムリープぱらだいす ひしょ×ひしょ 2010 総括:前後ぉぉぉん♪不覚に陥ってこんな色を出さないでください。 色に出でにけり わが恋は 恋刀乱麻 ~わたしが、アナタを、守るからっ!!!~ Cross Days Floating Material -The hill where the star born- 2011 総括:クソゲーというのはな、作り手の苦渋と遊び手の苦痛と、それを水に流す笑いに裏付けされたものなんだ ゾンビの同級生はプリンセス-不死人ディティクティブ- 学園迷宮エロはぷにんぐ!~イクぜ!性技のダンジョン攻略~ 令嬢の秘蜜 修羅恋-See You Lover- 勇者と彼女に花束を 恋愛+H 2012 総括:愛の無いゲーム製作も禁止してください SEX戦争 ~愛あるエッチは禁止ですっ!~ 華麗に悩殺 くのいちがイク! ~桃色ハレンチ忍法帳~ いたずらっ娘 ~うちの娘にかぎって~ パジャマさんこんにちわ 2013 総括:――果たして、無事に明日、クソゲーに克てるかどうかは、誰にも分からない。それなら、この場所(スレ)で会いましょう。 明日もこの部室(へや)で会いましょう リア充爆発しろ! ~変身能力手に入れたんだけど質問ある?~ 逃避行GAME Qualiaffordance-クオリアフォーダンス- 雛といっしょ 2014 総括:いかなるデスマーチが待っていようと、我々はクソゲーをなかったことになどしない。かかってきなさい 新世黙示録―Death March― カスタムメイドオンライン 銃騎士 Cutie☆Bullet ストリップバトルデイズ 俺がヤマタノオロチなら 2015 総括:咲かせて熱く、夢と舞う焔 苦しいほど美しく この手に強く輝く未来をきっと掴むために――疾風れ 戦極姫6 ~天下覚醒、新月の煌き~ 不条理世界の探偵令嬢 ~秘密のティータイムは花園で~ 猫撫ディストーション 恋愛事象のデッドエンド Love and Peace 2016 総括:超常現象【クソゲー】も退治して下さい グリモ☆ラヴ ~放課後のウィッチ~ 戦御村正 ‐剣の凱歌‐ LAMUNATION! なないろ*クリップ~最後のステージ~ なないろ*クリップ~星空にメリークリスマス~ 2017 総括:ココロというものは、穏やかなシアワセという良作よりも、劇薬のような刺激が一気に得られるクソゲーという餌を、好んでしまうものである ママとの甘い性活Ⅱ 恋愛教室 お兄ちゃん、右手の使用を禁止します!2 2018 総括:ただ一つの底辺を求めて―― 孕ら・ポコ! ~異能催眠で女学園を孕ませ征服~ 懺悔島 純潔~処女の血をもって償え!~ 悪魔聖女~デーモンガール・ステップ~ 2019 総括:配られたカードで勝負するしかないのさ……それがどんなクソゲーであっても 崩壊天使アストレイア ギルドマスター 白恋サクラ*グラム カスタムcute ~俺と彼女の育成バトル!~ 勇者と踊れ! ~ぼっちの俺が異世界召喚されて美少女達と学園最強パーティーを組みました~ 2020 総括:負の中に正を求め、悲劇の先にユーモアを見出す。それこそ我々が目指す“愛ある旅路の果て(LOVE・デスティネーション)”である LOVE・デスティネーション ジンキ・リザレクション 天冥のコンキスタ オレは姫武将を孕ませたい! まごかつ~可愛い孫のためなら中出しOK…~ 2021 総括:ああ『Cuteness』よ、どうしてあなたは『クソゲー』なの Cuteness is justice 下戸勇者~酒は飲まねど酒池肉林!~ ぶっかけ陰陽師絵巻 ~Hなお祓いいたします~ 乙女ゲー部門 ノミネート一覧 2007 クローバーの国のアリス 2008 クリムゾン・エンパイア ~Circumstance to serve a noble~ DUEL LOVE ~恋する乙女は勝利の女神~ エーデルブルーメ プリンセスナイトメア 遙かなる時空の中で4 カヌチ 白き翼の章 2009 総括:アリスパロも、大ボリュームも、大量CG、FD商法、大歓迎!個性派主人公、シビアな展開、厨二病だって、気にしない!※ただし良ゲーに限る 総評2 あのひとの そばに いさせて 断罪のマリア THE EXORCISM OF MARIA ジョーカーの国のアリス ~Wonderful Wonder World~ クリムゾン・ロワイヤル ~Circumstance to serve a noble~ 2010 総括:貴女は危険だ。……クソゲーすぎる。 天下一☆戦国LOVERS DS ラブルートゼロ kisskiss☆ラビリンス 湘南☆初カレDiary 大和彼氏 2011 総括:クソゲーの運命は、九割はメーカーの不明による罪だ。 遙かなる時空の中で5 AMNESIA 文明開華葵座異聞録 オレ様キングダム 恋もマンガもデビューを目指せ! ドキドキLOVEレッスン 2012 総括:僕はまだ・・・クソゲーでしかないですか? キミカレ ~新学期~ TOKYOヤマノテBOYS SWEET JELLY BEANS うたの☆プリンスさまっ♪ Debut 再会 ~あなたともう一度~ 2013 総括:どちらの料理に金を払うかは、貴女次第――― 大賞作品なし NORN9 ノルン+ノネット しらつゆの怪 ボーイフレンド(仮) 2014 総括:────さあ、あなたもクソゲーの魅力、体験してみませんか? クローバー図書館の住人たち うた☆プリアイランド Double Score~Marguerite×Tulip~ 2015 総括:なるほど、K O T Y じゃねーの。 新テニスの王子様~Go to the top~ POSSESSION MAGENTA RearPheles -Red of Another- 大賞決定経緯解説(エロゲー部門除く) エロゲ―部門の解説は個別項目を参照。 ・据置機部門 2003 全てはここから始まった。 とは言え、議論もなければ投票もなく野放図に2003年に発売されたゲームの名前を挙げていくだけのほとんど無秩序なスレッド。 スレッド終盤に行われた集計により最も多い回数名前が挙げられた「頭文字D Special Stage」が(一応の)大賞とされた。 2004 2003年版のスレが落ちてから半年越しの復活。 2003年版スレッドの住人が立てたものであり、ここにきて現在への流れを汲むKOTYスレが生まれた。 現在と違い、クソゲーとして名前が挙がったソフトの中から投票を行い、得票数を基本に選ぶシステム。 その為、被害者の被害の質よりも被害者の数が重視されており、ヨンパチショック後以降現在の基準ではガッカリゲーレベルでスルーされる作品も多かった。 ノミネート作の中では、スレにリンクが貼られていた事もあり、得票数でぶっちぎりのトップだった「転生學園幻蒼録」と、 内容のヤバさと開発サイドのゴタゴタによる盤外戦、「邪神モッコス」と恐れられた特典フィギュアの完成度の低さ等で話題となった「ゼノサーガEP2 善悪の彼岸」が飛び抜けており、この2作の争いの末、「ゲームも特典も完成度が低く救いようが無い」点が決め手となり、「ゼノサーガEP2 善悪の彼岸」が大賞となった。 2005 投票制が昨年同様に採用されたが、選定における比重は薄れ、議論重視にシフト。 総評が作られるが、現在と異なり、次年度の纏め用としての扱いであった。また、ガッカリゲーレベルで現在ではスルーされる作品も多い。 昨年と異なり、どの作品もこれと言った決め手がないどんぐりの背比べ状態で議論は難航したが、「シナリオ、誇大宣伝等のクソ要素の分かりやすさと被害者の数、そしてシナリオをヘビーゲーマーとしても知られる小説家・宮部みゆき氏にボロクソに批判された」点が決め手となり、「ローグギャラクシー」が大賞となった。 2006 この年から投票制は廃止され、選評が出された作品から議論を重ねノミネート作を選ぶ現在の制度になる。 現在の形の総評もスレにおけるルールもこの年に整備された。 そのせいかヨンパチショック前のKOTYとしては比較的レベルが高いクソゲーが揃っている。 大賞有力候補として、バグまみれでシリーズの信頼を地の底に落とした「カルドセプトサーガ」、 単純なTPSとしても褒められない出来なうえ、「ヴィンセンとー!」の誤字がネタにされた「ダージュ オブ ケルベロス ファイナルファンタジーVII」、 サービス当初からすぐにサーバーが落ちてまともに遊べないうえ、肝心のゲーム部分も過去のシリーズ作品に劣る出来栄えの「ファンタシースターユニバース」が挙げられた。 実力はほぼ互角だったが、「クソゲーにおける王道要素を兼ね備えているクソゲーの鑑」として評価された「ファンタシースターユニバース」が大賞に選ばれた。 2007 この年から、ノミネート作の傾向が変わり始め、現在のノミネート作選定基準がほぼ確立する。 ノミネート作も粒揃いで、超劣化移植を繰り返した作品のソースコード盗用が発覚した「オレたちゲーセン族」、操作できるユニットが全5種類、ステージ数14とキャラゲーなのにトンデモな薄っぺらさの「ZOIDS ALTERNATIVE」等にスレ住民は震えた。 中でもゲーム内容が他作品(それもクソゲー評価)の完全コピペなうえ、公式サイトでゲーム名を間違える醜態を晒した「APPLE SEED EX」(アッペレ)、 ショボいアニメ及びグラフィック、人間性がほぼ皆無な主人公、意味不明かつ胸糞極まりないシナリオ、テンポの悪い戦闘(しかも某有名SRPGからのパクり説濃厚)、ラスボスの声にボイスチェンジャー採用等、何処を見てもクソしかない「エルヴァンディアストーリー」(エルヴァンディアゴー!)のインパクトは抜群で、当初は「エルヴァンディアストーリー」がぶっちぎりで大賞と思われていた。 …しかし、真冬時にスレ民が想像もしていなかった「ヤツ」がやって来た。 そう、年末の魔物「四八(仮)」の襲来である。 どう見てもホラーとは思えない、都道府県毎の数がアンバランス、数少ない高評価シナリオには盗作疑惑とクソの極致を見せつけるシナリオ、 コンプ不可等多種多様なバグ、不親切なUI、涙を拭くハンカチを送るサポートセンターの対応等、何処を切っても香ばしいクソ要素しかない様は「10年に1度のクソゲー」と称され、文句無しの大賞に選ばれた。 同時に本来商業品ならクソゲーになりにくい「ビジュアルノベル」という安牌ジャンルで強烈なクソゲーを叩き出した「四八(仮)」の影響により、以後の年からクソゲー基準の急激なインフレが発生。 この出来事は「四八ショック」と名付けられた。 2008 この年、現在までのルールが完全に確立した。 昨年の「四八ショック」により、スレ住民に無駄に耐性がついてしまい、それまでの年ならノミネート可能性があったソフトは次々選外送りに。クソゲー飢餓が危惧された。 しかし、終わってみれば7本もノミネートされる大豊作の年となった。 ストーリーは極限まで圧縮されおまけ同然のボリュームで、つまらないゲーム性と低質なグラフィック、そして追い討ちで死にたくなるほどのゲームテンポの悪さもあって1試合にリアル2時間以上かかる08年度の開幕投手「メジャーWii 投げろ!ジャイロボール!! 」に始まり、 2年も延期しておいて時代考証は滅茶苦茶、グラフィックは一部除いて落第点、ストレスフルなUIと散々な出来栄えの「大奥記」、 キャラゲーなのに操作できるキャラがたった6人、開始10分でエンディング到達とトンデモなスカスカ具合、そしてそれを全く感じさせないPV詐欺の「Wii プロゴルファー猿」、 カット不可能で3D酔いしやすい迷路探索、理不尽難易度の暗号、シナリオ上死亡したキャラが登場して自身の死について尋ねると表示される「テキストはまだない」、推理物ではタブーとされるオチなどが目を引くが、本年度ノミネート作群の中では一番マシとされる「奈落の城 一柳和、2度目の受難」、 電波・中二病・つまらないの三拍子揃ったシナリオ、バランス滅茶苦茶でショボイ戦闘とメーカーファンからも規格外のクソゲーと烙印を押された「神代學園幻光録 クル・ヌ・ギ・ア」等、一昨年までなら余裕で大賞を狙える作品が次々と放たれた。 最終的に大賞争いは、麻雀ゲーなのに麻雀のルールを理解しておらず、麻雀の素人によるブログや素人ボイスの有料販売などメーカー対応も最悪、そしてパッチを当てたら余計クソ要素が酷くなったというこれからの時代を象徴するクソ要素をひっさげる「ジャンライン」と、 「投げろジャイロボール!」に続いて野球ゲーなのに野球のルールを理解していないうえ、如意バット、ジャイロキャッチ、後ろを向いてバットを振る、センター前キャッチャーゴロと数多の腹筋崩壊バグを携えてやって来た「メジャーWii パーフェクトクローザー」の争いとなり、 1ヶ月以上続いた死闘の末、「万人に分かりやすいクソ要素を持つ」点が決め手となり、「メジャーWii パーフェクトクローザー」が大賞に選ばれた。 なおこの怒涛のクソゲーラッシュによりノミネートした7作品はロマサガになぞらえてか「七英雄」と並び称された。 2009 昨年度の「七英雄」により、ノミネート基準はさらに厳格化。更なるクソゲー飢餓が危惧された。 最終的には5本がノミネートし、開発会社への責任転嫁や意味不明かつ理解不能なCM等の社長以下会社ぐるみの奇行、公式サイトのHTMLソースを弄って検索結果を改竄しようと目論むなどの盤外戦要素、 肝心のゲーム内容も最大40秒のロード、意外にも王道で可もなく不可もないと評判だが分かりにくいストーリーなど凄惨な出来栄えで、開発期間3年、開発費4億円を費やし売上本数1万本を切る大爆死を遂げて外部企画で死体蹴りの目に遭った社長公認クソゲー「黄金の絆」、 「恐竜とUFOがいたので食い逃げ同然に中華料理屋を出たら、店主が包丁片手に追ってきたのでヒッチハイクで逃げる」という意味不明な導入や、 連続で襲いかかる全く面白くない薄ら寒いギャグ、劣悪な操作性等「バカゲーを狙って作った結果滑り倒した意味不明ゲー」「バカゲーというものをバカにしている」というツッコミを受けるほど全面的にスベリまくった、外注に頼り切っていた日本一ソフトウェアの黒歴史の一角「Let's 全力ヒッチハイク!!!!!!!!!」、 「ヒッチ」と同じ3月頃に発売されノミネートの可能性が指摘され続けていたがなかなか選評が届かず、年末に差し掛かり戦極姫の衝撃を受けて検証が行われ、極悪なユーザビリティとグラフィック、武将は有名所以外はモブの兜や鎧の色合いを替えただけの顔面統一仕様、 特に何もなくても出家と出奔が相次ぎ国の舵取りすらままならない政略面、これまでの戦略SLGを根本的に否定する戦術面などの伏魔殿ぶりが露見し、 これからのSSαの理不尽な猛攻を予言するかのようなとんでもない伏兵であったことが発覚した「戦国天下統一」など粒揃いの精鋭が揃ったが、 大賞争いはマップは1つだけ・15ターンで強制終了・単調なBGM・テキトーなイベントと1000円相当の価格を考慮してもスカスカでボッタクリ&DL専売のためフリスビーや鳥よけにも出来ない「人生ゲーム(Wiiウェア版)」、 エロシーンを単純削除した弊害でシナリオに整合性がなくなり、毎日UIからイラストまで様々な分野で大小問わず新しいバグが発見される程のバグの嵐でまともに遊べない修羅の国からの刺客「戦極姫 戦乱に舞う乙女達」の争いとなった。 結果、「まるで有料デバッグ」と自嘲していたスレ民の堪忍袋の緒を切れさせた極悪非道なメーカー対応と搾取体制(*11)を加味した上で、「ネタとしての引き出しに勝り、クソゲーとして語りやすい」ということで「戦極姫 戦乱に舞う乙女達」が大賞となった。 同作はPSPにも同時移植されており、そちらでも大賞受賞したため2部門制覇。 時が流れて2015年にはエロゲー部門にて『戦極姫6』がクソ主人公の存在によって大賞受賞、KOTY史上初の1シリーズ3部門制覇を達成している。 この「戦極姫 戦乱に舞う乙女達」はもともとKOTYeの次点作になっていたPCゲームを据置機向けに移植したものであり、そのあまりの次元の違いから「黒船襲来」と恐れられた。 2010 昨年度の総評が決定した僅か2日後、門番「ラストリベリオン」がやって来るが、この時まだ真の実力は明らかになっていなかった。 初夏に、低クオリティのイラスト、原作から大量に削りまくった結果完成したスカスカでご都合主義なシナリオ、世紀末なゲームバランス、異常に小さいキャラボイス、完全ランダム発生のイベントと多種多様な武器を携えた、乙女ゲー部門からの黒船「ラブルートゼロ kisskiss☆ラビリンス」が襲来。 CGの線画を担当した原作者が本作の惨状について陳謝する事態にまで発展し、そのCGも塗りのクオリティが低くアスペクト比の設定ミスで縦長になってしまっており、計5度(13ヶ月)に及ぶ延期と開発会社が発売直後に廃業、破産に追い込まれる等話題に事欠かなかった。 更に後に昨年度大賞を争った「戦極姫 戦乱に舞う乙女達」及び「人生ゲーム Wiiウェア版」それぞれの関連作である「戦極姫2 葉隠の乙女、風雲に乗ず」、「人生ゲーム ハッピーファミリー」が帰還。 「戦極姫2」は前年度に据置機部門、携帯機部門の大賞を掻っ攫った黒船「戦極姫」の両機種版の要素をエロゲーに移植したものである「戦極姫2」を、発売からたったの3ヶ月でコンシューマーに再移植したバージョンであり、 流石に前作よりは改善されたものの、1周約200時間は掛かるテンポの悪さ、資金のアンダーフロー、特定操作で100%フリーズが発生、発生率こそ下がったが最悪進行不能に陥るブラックホール城などバグの酷さは相変わらずであった。 「ハッピーファミリー」は前作から5000円値上げされてフルプライスとなったが、約1000円で先行販売された機能制限版と大差なく前作からの追加要素は5つのみ。 イベント数も極限まで減らされミニゲームやカード等も機能縮小もしくは削除、MAPは1種類固定、幸福度で競うハピネスモードに至ってはCPUがルールを理解していないという有様で、3年連続ノミネートを果たしたタカラトミー(ダカラゴミ―)の仕事ぶりに住民は頭を抱えた。 それでも大賞は「ラストリベリオン」と「ラブルートゼロ kisskiss☆ラビリンス」の争いとなるが、年間通しての検証で発覚した不親切なUI、誰得な英語ボイス、 平坦で盛り上がりに欠けるシナリオ、魅力的に見えるが実際は尽くスベって「レベルを上げて物理で殴ればいい」に集約されてしまう戦闘システム等、「長所がどこにもないうえ満遍なく安定したクソ要素を兼ね備える」門番「ラストリベリオン」がKOTY史上初の先行逃げ切りを果たし、大賞となった。 この後、「ラストリベリオン」の開発元であるHitmakerに対し日本一ソフトウェア側は「もうあそことは手を組まねえ!」と事実上の絶交宣言を突き付けた。以上の悪評が響いたのかこれ以降大きな仕事に恵まれず、Hitmakerは14年に破産した。 2011 東日本大震災の影響で、ゲームの発売が次々に延期・中止。その影響でノミネートどころか選評すらなかなか現れず、このまま大賞どころかノミネート無しになる可能性も囁かれた。 しかし、年の暮れが近づくにつれ、次々と選評が襲来。最終的には2008年と同じ7本がノミネートするラッシュとなった。 7本それぞれの実力が拮抗しており、総評は30近く作られたばかりか、7本全てがいずれかの総評草案で大賞に推され、議論は難航を極めることになる。 10月に先陣を切ったのは、文中描写と食い違うCG、恋愛ADVにもかかわらず周回ごとに攻略対象は完全固定で5周目にそれまでの苦労やEDを全否定。 分岐前に上書きセーブしてしまった状態でBADエンドに至った場合は問答無用で1周目からやり直しの理不尽仕様を引っ提げた「Infinite」シリーズの面汚し「code_18」 、 その後には、過去作からキャラクタークリエイト要素が大幅劣化したにとどまらず、残念なAIの味方NPC、戦闘の駆け引き要素の排除、ガチャ方式のアコギな有料DLC、 終いには開発者が課金装備の重装備でオンライン対戦に出撃して過疎の最中奮戦していた上位勢を蹂躙し、電プレ誌において「四八(仮)」と並ぶ最低ランク評価を叩き出した「グラディエーターバーサス」、 クリア時間の大半が開発ポイント配布待ちでインフラ整備の概念が消滅、市長は街の建造物に進入や意見の取り入れが出来ず持ち味が崩壊、 Simと同じ経営シミュレーションながら「街の人々と会話し、意見を取り入れ街を発展する」という独自ジャンルを築いたシリーズからの刺客「街ingメーカー4」 、 キャラゲーの肝であるキャラ数を40人近くリストラ、リストラの弊害でストーリーはスカスカ、貧弱過ぎるキャラクタークリエイト要素に加えて、戦闘システムはジャンケンと運ゲーに終始しジャンケンマンの時代まで退化を果たした「ドラゴンボール アルティメットブラスト」がノミネート。 最終的に大賞議論は三つ巴の様相を呈し、様々なバグにゲームシステムが合わさって最終的に苦痛が続く時間が桁違いになり、一説ではゲームに対する忍耐力が最も高いとされる古参を擁する歴代Wizプレイヤーをも灰にした「Wizardry 囚われし亡霊の街」、 相変わらずスカスカな内容に見合わないボッタクリな価格設定の「人生ゲーム ハッピーファミリー ご当地ネタ増量仕上げ」、 低クオリティなイラスト・シナリオのうえ、エロシーンを抜いただけでそれに合わせた修正をしていないせいで意味不明なシナリオになった「Piaキャロットへようこそ!!4 ~夏の恋活~」の3本で争われた。 数ヶ月にわたる激論の末、検証に検証を重ねて発覚した不公平仕様、明後日の方向を向いた追加要素、 何よりプレイする事でプレイヤー同士の仲が悪くなると、「もはやゲームをプレイしているかどうかも怪しい「ゲー無」と呼ぶのも憚られる何か」と評された「人生ゲーム ハッピーファミリー ご当地ネタ増量仕上げ」が大賞となった。 今年度はノミネート作品7本全てがシリーズものであり、そのどれもがシリーズの名に泥ならぬクソを豪快に塗ったため、纏めて「七つの大罪」と名付けられた。 余談として、「5年連続出場、入選6作品中2本大賞という不動の地位を確立させてしまったタカラトミーは殿堂入りにしていいのではないか?」という意見も噴出したが、偶然か不幸か本年度を最後にタカラトミーはテレビゲーム事業を子会社のタカラトミーアーツへ移管し事実上の撤退を発表。 負け勝ち逃げのような形でクソゲーオブザイヤーの壇上を去っていった。 2012 タカラトミーがテレビゲーム事業から撤退し、前年度末の「七つの大罪」の脅威を乗り越えたこの年は代わりに海外発のローカライズゲーが猛威を振るい、「和洋のクソゲー大戦」と評された。 海外陣営からは先制攻撃として、延期に次ぐ延期を重ね14年の眠りから目を覚ました結果、古臭い操作性・システム、スカスカなマップ、すぐに引き出しがなくなるうえキレの無いギャグ、Q Aは説明書に記載せずggrks仕様と、規格外の腐った怪物と化した名作シリーズの恥晒し「デューク ニューケム フォーエバー」、 本命として、チープなCGの動きにショボいBGM・SE及び演出、ストーリーはあってないようなもの、中学生でも分かるレベルの誤訳を抱えた邪魔な字幕とローカライズ特有のクソ要素、オマケにPV詐欺及び元値からの大幅値上げをやらかした「ヘビーファイア アフガニスタン」が襲来。 負けじと日本陣営も、「世界初! HD(ハイビジョン)アニメーションRPG!」をウリにしておきながらカクカク・作画崩壊で詐欺レベルのチープなアニメーションでフルプライスなのにCGは僅か11枚、極端かつ単調な戦闘に無意味なシステム、世界観に合わないギャグを連発するシナリオと全方位隙無しの神風「時と永遠 ~トキトワ~」、 何処までが仕様で何処からがバグかわからず、満足に遊ぶには解析同然の作業が必要なシステム、PS3なのにPSにも劣るグラフィック、意味不明なパラメータ、平然とワープ移動する敵陣営と、霧のように掴み所の無い最終兵器「太平洋の嵐~戦艦大和、暁に出撃す!~」で猛反撃。 スレ住民はこの中では「太平洋の嵐~戦艦大和、暁に出撃す!~」が大賞に相応しいと一致こそしていた…が、全てが欠点と言っても過言ではない惨状は、濃霧のようにプレイヤーの視界を奪って弄んだのである。 それによりあまりの酷さに検証脱落者が続出し選評が届かず議論は停滞、あわや選外行きも囁かれた。選評を元手に大賞争いの候補を決めるというKOTYのルールを完全に逆手に取られる形になったのである。 ある選評執筆者は霧に飲まれて消息を絶ち、西のクソゲーハンターは心を折られて本作を封印。また修羅の国のとある住人に至っては「拷問だと感じたらスキップ出来るアイ惨のほうがマシ」とすら言い残した。 だが、数名の勇者達がこの最終兵器の解析に成功。60日に及ぶ死闘の末に期限ギリギリで選評が提出され(*12)、日米クソゲー大戦を制した「最強のクソゲー」として「太平洋の嵐~戦艦大和、暁に出撃す!~」は無事大賞に名を刻むのであった。 2013 初っ端から前年度次点に甘んじた「ヘビーファイア アフガニスタン」の仇を討つべく、忌々しい系譜を受け継ぐ門番「ヘビーファイア シャッタードスピア」が襲来。 前作からの改善点もあるが、回避不能シーン激増、棒読みボイス、被弾警告エフェクト廃止、敵側命中率上昇、ステルス状態のアイテム、改善すべき方向性を間違えたシナリオと前作以上のクソ要素&ゴミローカライズを引っ提げ、並み居るソフトを蹴散らし続けた。 対抗勢力となったのは、既に完結済みの深夜アニメ原作なのに打ち切りED、ファン向け新要素皆無で収録CGは総数不明、フリーズ寸前レベルの処理落ち、単調極まりない戦闘、特典ゲームも薄っぺらい内容の「ビビッドレッド・オペレーション -Hyper Intimate Power-」、 「ヘビーファイア」シリーズ同様に移植元を改悪しておきながら元値からの大幅値上げ、不自由な操作性、クリアは運ゲー同然の弾幕、頻発する処理落ち、雑な演出、クリア特典無しと手抜きの極致を見せつける年末の魔物「ガイアブレイカー」。 これらによる争いの末、「長所になりうる点を持ちながらその全てを捨て去った」点が決め手となり、「ビビッドレッド・オペレーション -Hyper Intimate Power-」が大賞となった。 同作の販促用作品であるDL専用ゲーム「ビビッドレッド・オペレーション あかねとマヨっとオペレーション!」も選外にはなったものの、あまりのゲー無っぷりや販促先が大賞に選ばれたことから特記事項として恥の殿堂に晒される結果に。 2014 2010年度携帯機部門の雪辱を晴らさんと2年3ヶ月…10回の延期の果てにバグ以外ほぼそのままの戦闘力、しかも操作性・UIについてはよりパワーアップして据置機部門にやって来た「大戦略PERFECT~戦場の覇者~」、 そして過去の名作FPSを批判し新しいFPSを標榜してクラウドファンディングで資金を集め期待させておきながら、 蓋を開けたら尽く要素がスベっているうえ、クリア者が10ヶ月経っても出ないレベルの鬼畜難易度、バカすぎるAIやNPCの挙動、それに激怒したプレイヤーへの舐め切った作り手の対応を兼ね備え、大言壮語に見合った盛大なブーメランを披露した全方位集中砲火兵器「Takedown Red Sabre」のダブル門番が襲来。 以後、並み居るソフトを蹴散らし続けてスレに君臨する。 しかし、こちらも前年度のHIPに続かんと年末の魔物、いやダークヒーロー「仮面ライダー サモンライド!」が颯爽と参上。 過去作品の使い回しCG多数、移動手段は徒歩だけ、味方ライダーの別形態が雑魚敵としてワラワラ現れる等キャラゲーなのに原作愛は皆無。ほぼ仮面ライダーである必要が無いストーリー、 加えてシナリオ進行に役立たずなオリジナルキャラ、フィギュアの数=残機をはじめとする様々な事情で子供どころか大人でもクリアが難しい鬼畜難易度により定価で税込9,234円のくせに追加で万単位のお金を払ってフィギュアを買わないとほぼクリア不能、課金しなければトロコンすら許されず、おまけにそのフィギュアの出来も低クオリティ、検証の中で次々発見されるバグ、 プレイヤーに有利に働くバグのみパッチで早々にピンポイント修正、遠回しに課金を催促するあからさまな公式サイドの悪辣な集金姿勢と、 「検証が進むにつれて、仮面ライダーのフォームチェンジの如く幾重もの変貌を遂げ、そのどれもが例年の大賞に匹敵する点」によって二大門番を撃破、異世界から大賞を掻っ攫って行った。 2015 この年は幸か不幸か「数」のうえでは不作の年。しかし、問題は「中身」だった。 既にジャンルとして定着した「落ち物パズル」それもその金字塔であり知らぬ者はなく、ゲームシステムも整備を重ねて円熟した「テトリス」の海外勢「テトリス アルティメット」がまさかの襲来。 過疎極まりないオンライン、そもそもバグでまともにプレイできない、鬱陶しいエフェクト&雰囲気と悪すぎる操作性を有しており、バグ報告が相次ぐ最中ろくな修正もせずに公式生放送を全世界同時中継で行い、放送中に行われたオンライン対戦の9割でゲームプレイに支障が出るレベルのバグが発生し出演者が必死にゲームのフォローに回る事態が発生。 だが、オンラインプレイは無視できる事とテトリスに習熟した住民が不足していた事も合わさってオフラインプレイでの検証は遅々としていたが、オフラインでも超スピードで動いたり勝手に自滅するため「クスリでもキメている」と揶揄されたクソAIだけでなく、「ゲームが進んでブロックの落下スピードが最高レベルに達すると、その状態ではランダムでブロックの操作猶予時間が消滅する」ことが発覚。 結果、テトリスブランドの名誉と安全神話を蒸発させたとんでもない核爆弾であった。 迎え撃つは、13年度以降猛威を振るうメーカー・ハムスターの誇っていたいぶし銀の名作「アジト」シリーズから門番として発生していた「アジト×タツノコレジェンズ」。 褒められるのはタツノコキャラのドット絵くらいで、後はゲームを構成するほぼ全ての要素が20年前の作品からの使い回しという徹底的な全編手抜き仕様。 プレイ時間の殆どが待ち時間という自由度の無さ、デバッグ・調整放棄による劣悪すぎてストレスしかないゲームバランスとUI、バカすぎるAI、膨大なバグの嵐等どこを切っても隙が無い。 おまけにコラボにもかかわらずタツノコキャラの声優は全て旧作のキャラボイスや怪人ボイス、専門学校生で代用し、演出ムービーも音声すらないキャプチャ動画というサモンライドに負けず劣らずのタツノコ作品への露骨な原作愛の無さが浮き彫りになるなど桁違いの堅牢さを誇り、テトリスアルティメット以外のクソゲーはすべてこの門番の前に忘却される運命となった。 しかし、この2作は瑕疵のあり方を異にしていた。 「テトリス アルティメット」はバグは起こるがフリーズは少なく、バグの方もそういうものと割り切ればネタとして何とか遊べる(ランダムで操作する間もなくなる現象も、高レベルに慣れない限りはそうそう煩わされる機会がない)のに対し、 「アジト×タツノコレジェンズ」はバグ、フリーズの後クラッシュ可能性あり、チュートリアルで詰み、ボタンの操作ミスでセーブデータ初期化といった数多の笑えないバグが徹頭徹尾張り巡らされていた。 しかもパッチを当てる度に内容が悪化し、挙句の果てには発売後僅か1日でDL版が販売停止になったのもさることながら、ゲームを終了し再開する度に100%の確率で進行度はそのままにセーブデータが初期化される「賽の河原バグ」の存在まで飛び出すそれは、かの2008年度の伝説的クソゲー「ジャンライン」を上回る修羅であった。 また、賽の河原バグにより検証は加速度的に困難化。よりバグの酷いパッチ無しの初期データ縛りか、パッチを当てた上で熱暴走やフリーズに怯えながら電源を落とさずセーブ無しにプレイし続けるかを選ばざるを得なくなり、勇者の1人は72日間の死闘の末に本作を完走してみせたが…そこにはEDすらない虚無が待っていた。 その酷さから 検証者の1人を発狂させてストレス性味覚障害へと追いやり 、某大作シリーズをエントリーさせに来たお客様を僅か20分のプレイ動画鑑賞で心をへし折り選評を撤回させるなど、多方面に強烈なインパクトを残す結果に。 それに加え、日本で本体が売れず値段が高止まりしたままだったXboxONE専売ソフトである事も相俟って、検証のために本体ごと購入しようとすれば少なくとも4万円を超える出費をコレのためだけに覚悟しなければならない事もあり本スレは忽ちゴーストタウン化。 数少ない購入者の1人が選評完成直前に失踪するなど検証は難航を極め、ようやく帰還を果たした検証勢の1人の報告によって内情が発覚していくにつれ「テトリス アルティメット」さえも選外落ちとして初の1人勝ちを推す声まで上がる異常事態となった。 基準がインフレした近年であっても余裕で大賞を狙えるであろうポテンシャルを持つ前代未聞の二大巨頭の決戦は、「最小限の労力で最大限の苦痛を作り上げた」などにより「アジト×タツノコレジェンズ」の逃げ切り大賞受賞に終わった。 2016 空前絶後の2大問題作の虚しき死闘を終えて待ち受けた16年度は、小粒なれど現実と理想が噛み合わない悲しいクソゲーが乱舞した。 トップバッターとしてノミネートされたのは名作映画ランボーシリーズを題材とした、「ヘビーファイア」シリーズでおなじみの常連TEYONが送り込んだ帰還兵「RAMBO THE VIDEO GAME」。 「ヘビーファイア」シリーズ恒例の無駄な戦場のリアリティはそのままに名作映画ランボーを再現しようとした結果、映画の名シーンの数々は無慈悲にカットされ、ランボーは『裸ん坊』と揶揄される貧弱な一般兵並のスペックに変貌。 低品質なグラフィックや演出も然る事ながら、高難易度なゲームバランスはこれまでよりも更に悪化。ランボーの超人性を再現しようとした期待できそうなシステムもほぼ無意味という惨状。 期待できそうな新システムで持ち上げた後、「やっぱりヘビーファイアと変わってねえじゃねえか!」と購入者を上げて絶望に落とす見事なブービートラップを披露し、16年度の門番として君臨した。 そんなランボーを突破したのは「闘牛シミュレーションゲーム」という新ジャンルゲームを掲げるも、 初代PS時代レベルのグラやスレ民ですら解明できないほど理解不能な判定・得点方式を擁するゲームパート、奇天烈なカメラワークがプレイする気分を仕留めていき、「闘牛」と呼ぶのもおこがましい「TOGYU」とまで蔑称されたインディーズゲー「TORO -牛との戦い-」。 そしてこの上記2作を見事攻略し、大賞となったのは毎年恒例となった年末の魔物「古き良き時代の冒険譚」。 「ルールはわかりやすくシンプルに、小難しい話や鬱展開にはならず、誰でも満足感を持ってクリアできる難易度で」というコンセプトに制作されるも、 結果出来上がったモノは「シンプルすぎて面白みがなく、レベル上げしかやる事の無い陳腐な戦術性、中身が無くただただ薄ら寒い失笑物の茶番劇、ストレスが絶妙に溜まる上に虚無感しかない難易度」という惨状。 更にPS4専用ソフトなのに下手をすると同人ゲーや無料フリーゲーム以下のグラフィック、BGM、UIなど全てが悉く低品質でストレスが溜まる仕様であった事が、「一つ一つは小さく思えるクソ要素が十数時間の退屈な作業プレイを通じて、徐々に耐え難い苦痛に変質していく」という突出した長所として評価され、2016年度の栄冠を勝ち取った。 2017 ノミネートは5作。さらにいずれも粒揃いと近年のKOTYにしては豊作な年となった。 Unity学習用サンプル流用で他機種でも同様の作品が出ているのにもかかわらず、単調、ハイスコアが記録されない、スコアの集計などにバグを抱えるなど 「対戦チンチロリン以上に存在価値がない」「300円どころか3文の価値すらない」「Steamの底辺クソゲーと比較しても遜色ない」「 クソゲーを通り越してただのクソ 」 という評価を残して無事にIT産廃と化した「SHOOT THE BALL」が2017年の門番として君臨した。 グラやUIがいつも通りの粗さな上、ただでさえ頻発するクラッシュがある操作で確定的に発生したり、資金が99999固定表示なのにもかかわらずそれ以上の額が使えたり、 はたまたいきなりマイナスになり使えなくなったりと安定のSSαクオリティを見せつけた「現代大戦略2017~変貌する軍事均衡!戦慄のパワーゲーム~」。 意味不明なストーリーや今や時代遅れの8方向ダッシュ、などの細かいクソ要素以上に 命中率が悪く格闘判定もおかしい、復活後一定時間無敵、FPSとしては禁忌とされるP2W調整などもはやFPSとして破綻している「Opration7 Revolution」が6月までに降臨。 10月にはYouTubeティザー紹介文のURLミス、PSVR対応寸前キャンセル、読みづらい文章や誤植、擬音多用なんてまだ序の口、 超展開・電波の連続、さらにバックログがエピソード初めからしか読めないどころか読んでいるだけで処理落ち発生、粗いグラがVRモードでさらに悪化しなおかつ操作性が悪くなるなどの地雷原となったAVG「Tear ー終わりとはじまりの雫ー」が10月に登場した。 しかし、今年の年末の魔物は一味違った。「RXN -雷神-」である。 「これまでの常識を疑い、2017年現在のシューティングのカタチを確立することを目指す」と意気込み、レベルアップシステムを導入したはいいが、 レベルが低いとまるで攻撃が通らない上こちらのレベルアップペース以上に難易度が上がっていくが、逆にレベリングが終わると難易度が大幅に低下。 経験値の結晶も敵弾と似てわかりづらく、なおかつ3つ用意されている機体ごとに経験値が設定されているので3倍の作業が必要、独自システムも機能していないなど「レベルを上げてショットで殴るゲーム」と化してしまった。 また壮大なストーリーや世界観を構築し、豪華声優陣によるフルボイス、キャラクター別のサイドストーリーをTwitterで展開したは良いが、 ゲーム中で敵と戦う説明がなく公式サイトでの補完が必要、サイドストーリーも特にゲームには絡んでこない、 操作に忙しくボイスを聞いている余裕がないわりに重要なセリフはスキップ不可、そしてストーリーと演出の食い違いなど、 本来美点となったであろう個性的な要素たちが逆に足を引っ張りあい、盛大な不協和音を奏でるストロングスタイルのクソゲーと化してしまったのだった。 5作はいずれも例年なら大賞を狙える逸材であり、総評でも「皆が違った強烈な個性・ベクトルを持った逸材揃いで単純な比較はできない」「 できれば全作に勝利の栄光を与えたい 」と評された。 しかし、他作にないクリエイターの熱意の暴走により、歴史に名を刻む佳作が世紀の駄作と化したことはKOTYの「クソゲーたちの詳細な記録を残し、後の人々に忘れ去られないよう語り継ぐこと」という原点に立ち返った結果、 「クソゲーになるべくしてなった他候補作とは異なり、良作になるはずの作品のごく小さな歯車が少し欠けただけですべてが狂い、クソゲーと化したという悲しき経緯を持つからこそ後世に語り継ぐべき大賞作にふさわしい」として「RXN -雷神-」が玉座に就いたのである。 2018 今年もノミネートは5作。 スレ開始から15年目にして平成最後の年なだけあって、やってきたのは皆一癖も二癖もある強豪が揃うクソゲーダービーと化した。 トップバッターはゲームを初回起動するとメニュー内の文字が消滅する先制パンチを放つバグに始まり、 トレイラーの時点でPS4の恩恵を受けているとは思えない程ショボいグラフィック及びモーションとすこぶる単調な耐久ゲーを強いられ戦略性も皆無な無味乾燥極まったゲーム内容、 馬を前進させ続けるには×ボタンを連打しなくてはならないため本当に指の痛みを感じるだけでなく、 コントローラにも物理的にかなりの負担を強いてくるクソUIの同時攻撃がプレイヤーを苛んでくるストロングタイプなクソゲー『Horse Racing 2016』。 そして続けて出走したのは「New」の名を冠しながらも実際はこれまで積み上げてきたシリーズの信頼を一瞬でブレイクダウンした人気シリーズの新作『New ガンダムブレイカー』。 満を持して発表されるも「ゴミ収集」「玉入れ」に例えられた不便極まりないゲームシステム、 不便なUIと大小様々な豊富なバグ、崩壊気味のゲームバランス、不便かつただただ薄ら寒い上に無味乾燥なギャルゲー風ADVパートなど、全方位に渡り隙がなくキャラゲーとしても無価値の烙印を押された白い悪魔である。 特にPVでも大々的に宣伝された目玉の新ゲームシステム「RTC(リアルタイムカスタマイズ)」の耄碌ぶりはかなりのもので、そもそも新システムの根幹となるコンセプトそのものがこれまでのシリーズの長所を全否定する阿呆なもの(*13)だったこともあり「土台そのものが腐っている」と揶揄され、体験版の時点で不評の嵐だったにも関わらず殆ど改善されぬまま出荷され国内外共に軒並み低評価の嵐となった。 6月の時点で「風雲再起を乗りこなすガンダム」「デビルガンダム」「白い悪魔ならぬ面白くなくない悪魔」とも例えられた2大巨頭を門番として迎えざるを得なかったKOTYだったが、そんな門番を打破した3体の実力者もまた存在した。 1体目は2013年の携帯版KOTYを制した『ホームタウンストーリー』の生みの親が送るオリジナル完全新作『リトルドラゴンズカフェ -ひみつの竜とふしぎな島-』。 絵やストーリーからハートフルな冒険もの兼カフェ経営ゲームと期待されていたが、実態は経営ゲーなのに金の概念がなく、不親切なUIとバグ フリーズに加え サボりと邪魔することだけは一丁前なスタッフと傍若無人な態度を取る客の対応に追われるブラック企業さながらなカフェ経営 シナリオがとにかく単調な上に冒険とは名ばかりの「カフェで出す料理のためにレシピのかけらと食材を調達する」ただの採集ゲーム イベント以外では料理する必要もなく普段はカフェ経営を放棄して採集に精を出し、昼過ぎに帰宅からの就寝という流れで事足りるゲームシステム がプレイヤーを苛み、経営の苦しみと努力の無価値さを教えてくれる案の定ハートフル(ボッコ)ゲームだった。 2体目は「360度全方位式ブロック崩しゲーム」と銘打ち980円という超低価格で勝負を挑むも、 全5ステージにも関わらず使い回しを多用する手抜きっぷりに加え、理不尽なまでの膨大なレベリング作業を強いられ「レベルを上げてボールで殴ればいい」で集約されるゲーム内容が購入者に虚無を与えるゲー無だった『GEM CRASH』。 そして3体目が今年末の目玉となる破壊神『RPGツクールMV Trinity』である。 据置型ゲーム機向けとしては14年ぶりとなるツクールシリーズ最新製品の移植版だが、実態は「仕様通りな部分もそうでない部分も全部クソ」というとんでもない核地雷だった。 チュートリアルの時点で無限ロードや製作中のデータが上書きされたりといった理不尽なバグの嵐によりまともにチュートリアルすら出来ない フリーズ、強制終了・強制上書き、賽の河原バグがあちらこちらに頻発し、新種のバグの発見が日常茶飯事となった結果、バグの総数が推定500超に到達した本編 パッチを当てたらバグが増加 バグ以外でも何をするにも毎回挟まれる5~10秒の長いロード データ消去・上書きの誤操作を誘発させ作業時間が簡単に無に帰すクソUI により、ツクラ―の心を悍ましい数のバグで苛んで荒廃させ、追い打ちのクソUIで丁寧に粉々にしていくバグゲーに収まらないストロングな要素も完備した姿は正しく破壊神。 また何故かログインボーナスも実装。 配布素材も必須レベルのものばかりな上、ここでも素材が追加されるごとに何故か使用していた素材が別のものと勝手に置き換わるバグや賽の河原バグ等も内包し、ログボを受け取るだけで作った作品が破綻しかねない。 この有難迷惑なログインボーナスは最低180日間存在しており、ただでさえ苦痛なのにゲーム作りに必要な素材が最低180日間ログインしないと揃わない苦行が待つ。 過去のアプデ履歴を削除したり、バグ修正すら放棄したのかアップデートでチュートリアルを完全削除して亡きものにする(*14)ことで無理矢理修正を図ったり、「お客様はデバッガーではありませんので」という失言をかまし火に油を注ぐなどメーカー対応も杜撰の一言。 PS4版では『MVT』全体のゲーム製作容量が一定値を超えると無限ロードが発生することが判明したり、ツクール本体を持っていなくてもツクられたゲームが遊べる無料アプリ『MVプレイヤー』は作者のテストプレイデータが残っている上に、プレイ不可能なバグといった不具合も付けた香ばしい逸品である。 この惨殺死体の如き惨状から、プレイヤーから「RPGツクーレナイ」と揶揄されこき下ろされたのは残念でもなく当然の結果だろう。 税抜き7800円ながら仕様側のストロングなクソ要素と、終わりの見えないバグ要素と双方で隙の無い商品失格レベルの致命的な欠点を露わにした結果、2019年3月11日にはXbox One版の発売中止が決定。対応プラットフォームの減少により、本来想定されていた「Trinity」の瓦解が不可避となるオチが付くことになった。(*15) この5体の大怪獣バトルは最終的に『Newガンブレ』と『ツクーレナイ』の2大巨頭の一騎打ちにもつれ込み議論は白熱。 最終的に「自ら掲げたコンセプトの否定をより最悪の形でやってのけた」「「自作ゲームの完成」という大まかな目標をも遠のかせる、質と量を兼ね備えたクソの集合体」という点が決め手となり、満場一致で『RPGツクールMV Trinity』が大賞に輝いた。 『ヨンパチ』の如き無数の不具合、『アジノコ』の如き賽の河原っぷりとパッチによる悪化、『嵐』の如き仕様とバグの境界の曖昧さ、『姫』の如き悪手を打つ事後対応、『誤当地』の如き家庭不和の報告と、 歴代KOTYの負の叡智を結集させたその有様は、まさに平成KOTYを総括するに相応しい存在として認められた。 2019 今年の話題作は6作と昨年同様豊作だが、特記すべき点として 6作品すべてが低価格のDL専売であり日本国外の小規模制作であるインディーズ作品 、そのうち5作が「無」を武器としたクソゲーであった。 かつて「修羅の国」の領分にすら入っていなかった同人作品・インディーズ作品が、いまや据え置き機にも容易に進出できる時代となり、令和のKOTYは国産品不在の混沌を真正面から受け止めなければならなくなったのである。 一番乗りを果たしたものは20世紀末を舞台とした「YⅡK ポストモダンRPG」。 味方に役割のない単調な調整の上から、攻撃にも防御にも要求されるQTEの嵐、レベルが上がることによって加速度的に攻撃力が上昇し戦闘の価値を無くしたレベル依存の全体攻撃、レスポンスがやたら悪いダンジョンと異常にテンポが悪い。 ストーリーも謎をバラ撒くだけバラ撒いてそれを回収しない、固有名詞に対する解説が足りない為に世界観への理解がしづらいなど何処までもまとめられていない。 バックログが存在せず、フリーズや進行不能バグの存在など粗末な点も多々見られる。 「思いついたものを手当たり次第ブチ込んだせいで、まとめる事に失敗したゲーム」と呼ばれ、住民を悩ませたこのゲームが門番を務めることになった。 時代は令和に移り、改元後初の選評が提出されたのはボクシングアクションゲーム「ROBOX」。 ガン待ち有利のゲーム性、そのゲーム性を理解していないCPU、その上終了時お互いノーダメージだと何故か1Pが勝つなど1人プレイにも対人戦にも価値がない「無価値」のゲームとして話題作入りした。 更にジグソーパズルなのに3Dアクションゲームばりの操作が要求され、ピースがオブジェクトの下に入り込むと詰み、加速する処理落ち、ピースの判別が非常に困難でミルクパズル(*16)に例えられる難易度、本来合わないピースが合うバグ、ソフトを終了するとデータが消失するなど「実際にジグソーパズルを買ってプレイした方がいい」と烙印を押された「Total Jigsaw」がスレに迫る。 11月に移り選評が提出されたのは中国産の恋愛シミュレーションゲーム「サマースウィートハート」。 「10人の女の子たちと過ごす、楽しい一年間」という触れ込みのゲームだが、その内実は「恋愛」とはかけ離れたものだった。 どんなに少なくても800回以上ものコマンド選択と、それに付随するイベントがフルマラソンの如く長く険しく厳しい苦難としてプレイヤーに襲い掛かる。 女の子達との交流も「冬の浜辺でサンオイルを塗る」「天気がいいから深夜に地下鉄に行く」「ショッピングしてたらいつの間にか結界を越えて別の世界に行ってた」とコレジャナイ感が凄い。さらになんの説明もなく始まるミニゲームに失敗すると好感度が下がる、メインヒロイン以外のSNSへ返答が出来ないなど「このゲームをやっている意味」を問うような謎仕様が相次ぐ。 バックログ無し、糞翻訳でぶち壊しの雰囲気など、シミュレーションとしも低品質。 そしてプレイヤーはこれらの何故やっているのか分からない苦行をゲーム内で一年以上続けることになる。 そんな「終わりなき虚無」を描いたゲームが話題作入りした。 難航する総評作成の中、翌年2月、スレに2つの爆弾が投下される。 開始時の30秒を超えるロード、劣悪なスティックの操作性、ブレイクショットで三角形の角の玉以外は不動だったなど破綻した物理法則、鬼畜AIなど、元々ビリヤードの1ルールしか遊べない薄い内容の上にあらゆる点が粗末なビリヤードゲーム「8ボールポケット」、 ロングパスをするためにシュートをしないといけない、強さの調整を強いられるパスなど操作性が悪く、イエローカードが存在しない、ボールを出した側がスローインするなど製作者がサッカーのルールを知らないかの様な挙動、指示が出せずうろちょろするだけのCPUや飾り程度の機能しかしないキーパー、頻発する上にそのCPUに操作を一任せざるを得なくなるバグの存在など「褒められるべき点がない」サッカーゲーム「スーパー アーケード サッカー」が、「 年度 末の魔物」として出現した。 結果、大賞争いは3月まで縺れ込む。その末に「本質が『虚無』であるにもかかわらず『物量』を武器としている」という点、魅力をもったキャラの掛け合いや名だたる作曲者による音楽などの褒められるべき点がある「YIIK」に対し「万人に通ずる糞」として「サマースウィートハート」が受賞した。 2020 スレに過疎の兆しが出てきて、一部の有志により細々と進行するのみになっている。 住人自体はまだ多いし某クソゲーハンターの動画を見たことにより加わった人もいるのだがスレの速度が明らかに落ち込んでおり、様々な要因により選評のハードルが上がりすぎたのか議論も上手く進まなくなっている。 元はGOTY受賞の名作だったがクソ翻訳で理解不能になってしまった「Kentucky Route Zero」、もともと雰囲気ゲーとして成立しているかどうかも疑わしい「Dreaming Canvas」、 「動画でテニスを観戦するよりもつまらない」と切って捨てられるほどプレイが成立していない「テニス オープン 2020」、 無味乾燥な「玉入れ」システムに堕したうえメディアミックスの設定すら活かせていない子供騙し「爆丸 チャンピオンズ・オブ・ヴェストロイア」と、 本年もまた、国外産の虚無ゲーが話題作の座を独占するという傾向になった。 が、ここで一つだけ、他のクソゲーとは明らかに異なる存在感をSNSに示していた韓国のインディー作品がスレ住人の目に止まる。「ファイナルソード」である。 見た目はチープながらプレイヤーのアクションはそれなり豊富に作られており、この時点で完成度は間違いなく他4作よりは上と言える。 だがそのことが、それ以外(敵、ダンジョン、バランス、レベルデザイン、当たり判定など)の軒並み理不尽な要素による苦痛を絶妙に引き立てるスパイスになっており、これは昨今のKOTYに長らく流行っていた虚無ゲーには見られなかったものだった。 またこの作品も翻訳は低質だが、チープな見た目と相まって珍妙な演出になっている場面が多く、一周回って「ファイナル語録」としてネタにされてきた点も他のクソ翻訳ゲーとは一線を画する。 更にBGM無断使用問題により4日で配信停止になっていたバージョンが選評として出されていたのだが、年始には修正をところどころ盛り込んでいると思いきや理不尽要素をほぼそのままに販売を再開しているなど、売り逃げではないことを示すようにただでは転ばない一幕も見られた。 その魅力的なクソの山は例えるならば、四八(仮)の前に「十年に一度のクソゲー」として知られ、愛されるクソゲーの代表格であった「デスクリムゾン」の如しと言えよう。 これまでの傾向が「商品未満」か「虚無」に傾いていた中、DL専売ソフトによる販売ハードルの低下によりただの低品質・虚無ではキリが無くなってきた(=「『修羅の国』の門戸が開かれた」)反動からか 「クソゲーから笑いを生み出す」KOTYにとっても「クソゲー」の定義に見直しが入る流れとなった。 結果、KOTY据置版における最長期間(1年と5ヶ月半)をかけて「ファイナルソード」が大賞受賞となり、何処か行き詰まっていたスレを新たな真理へと導いた伝道者が見事に虚無ゲー共を打ち払うという、昨年とは対照的な結果をもたらしたのであった。 2021 例によってスレの過疎化、低価格インディーズゲームの隆盛などで選考は難航。 中でも発売直後に選評が滑り込んできた「Urban Street Fighting」、そしてその開発元Pix Artsによる「1年間で50本(*17)ものアセットフリップ」という信じがたい事実を目の当たりにし、 前々から加速し続けていた粗製濫造ゲー無の氾濫を危惧したスレ民は、7月より暫定的に審査対象ゲームを「CEROレーティングを通したもの」に制限。 DL専売ゲームは大抵はIARCレーティングしか通していないので、PS4版のみCERO審査していた「Super Arcade Soccer 2021」を最後に事実上インディーズ作品はほぼ鎖国された。 このレギュレーション変更によりひとまず住民はゲー無の嵐から逃れ、年末の魔物も現れることはなかった。平穏な後半期と思われたが、住人たちは何の因果かそれとも気まぐれか、 フルプライスの大作でありながら並の処理班を人知れず呑み込み続けていた隠れし深淵「バランワンダーワールド」に目をつけてしまう。 制限と水増しに終始した欠陥だらけの「衣装システム」やシビアな判定かつやり直しの手間が無駄に莫大なQTE「バランチャレンジ」、ザコ敵を無傷で倒しすぎると敵がやたら強くなってしまう「バランスAI」やシステム・ストーリー両面の説明不足など 音楽やビジュアルといった他の要素では到底覆せないほどに ゲーム性が壊滅している という新しいストロングスタイルであったことが判明。 さらにストーリーなどの掘り下げを丹念にした小説版と隠し曲を含むサントラの発売によりゲーム版は完全に無価値と化したこともあり、 前年の「ファイソ」と対比し 「感情を共有できない」 大賞の墓標にその名が刻まれるのであった。 2022 これまで奇跡的に「虚無」の津波に抗っていたKOTYだったが、その最後の一手である「CERO審査済み作品限定」という制限についての論争が年始から実に半年間も紛糾した。 一旦その方針を維持すると決まった後の夏、一本のタイトルについて選評が出されたが結局取り下げに終わってしまい、 その後もKOTYの門を叩くに足るパッケージタイトルは、12月末の「RPGolf Legends」ただ一本を除いて現れなかった。 CERO鎖国、そして「虚無でないKOTY」という己が歴史に首を絞められ、詰みに陥ったクソゲー議論。 果たしてその結果は携帯機部門がそうであったように「該当作なし」という形で締めくくられ、 スレの方針と業界のスタンスが合わず候補作も出得ない以上、終了でこそ無いものの一旦の活動休止という決断をさせるに至ったのである。 総評の結びでは「クソゲーが出ないことは良い事です」が引用されたが、しかし今度は「その言葉ではもう締められそうにない」という嘆きが続けられた。 クソゲーを語れなくなっても増え続ける、クソゲーと言える虚無やアセットフリップへの嘆きである。 しかし、果たしてKOTYが語るべく追い求めた「つまらないゲームの中で一番尖ったもの」の持つ違いとは結局何だったのか? 目を背け続けてきた疑問に答えは出されないまま、幕は下ろされ、沈黙の年を迎えている…。 ・携帯機部門 2007 携帯機部門がこの年新設。 大賞は、当初は多種多様なフリーズ及びバグで「フリーズのアトリエ」と揶揄された「リーズのアトリエ」が有力視されていたが、 この年の据置機部門を制した「四八(仮)」のライターが「ONI零 戦国乱世百花繚乱」「Apathy アパシー ~鳴神学園都市伝説探偵局~」を送り込んでいた。 そのダメダメなシナリオやシステムの前に他の候補作は蹴散らされたが、上記2作を比較する間もなく、極めて珍しい2作同時大賞受賞となった。 2008 この年は携帯機部門史上最大の大豊作。 中でも、カウンターストップするレベルの長考、詰碁でフリーズバグ、ワイヤレス対戦未実装とタイトルに反して全然優しくない出来栄えの「梅沢由香里のやさしい囲碁」、 クリアまで2時間、トレーニングと全く関係ないステータスが上昇すると、ダメジャー3部作の中継ぎとしてその実力を見せつけた「メジャーDS ドリームベースボール」、 ウリのはずの空中戦は只の大ジャンプ、格ゲーの基本システムすら搭載していない、おまけに他格ゲーからの盗作疑惑浮上と格ゲー最底辺の出来栄えの「ウィンディ×ウィンダム」が大賞候補として有力視されたが、 過去に発売されたGBA版で「高校名を決められる」点しか評価できないクソゲーをほぼそのままDSに移植するという所業を行い、歴戦のスレ住民を震え上がらせた「高校野球育成アクションゲーム めざせ!甲子園」が一転して大賞に選ばれた。 2009 総評で「今年のトレンドは『薄い』」と評されたように、シナリオやクリア時間の短さ等、薄っぺらさを前面に押し出したクソゲーが多数出現。 特にこの年に家庭用ゲーム業界に新規参入したメーカー・フリューがスレに送り込んだ「フリュー三銃士」の筆頭「世界ふしぎ発見DS 伝説のヒトシ君人形を探せ!」は、薄っぺらさの他にクイズのレベル、イラストのクオリティの低さも問題視された。 しかし、ここにも「黒船」が襲来。 据置機部門でも暴れ回った修羅「戦極姫 戦乱に舞う乙女達」が、こちらでもバグの嵐でスレを蹂躙して大賞を掻っ攫い、史上初の二部門制覇を達成した。 この様子は据置機・携帯機両部門において「別の土俵のルールで殴り込んできた」と例えられ、スレ住民を恐怖させる事となった。 2010 携帯機部門史上最も危険な戦いが行われた年。 本来のスポーツとはかけ離れた描写や操作方法、ストレスフルなUIの「どんだけスポーツ101」、 デバッグしてれば気付くレベルのバグを放置、ジャンル詐欺の「ゲームブックDS アクエリアンエイジ Perpetual Period」、 ゲームバランスも操作性も最悪、バグも大量で、無限ループバグにより普通のプレイではクリア不能な「現代大戦略DS~一触即発・軍事バランス崩壊~」、 フルプライスなのに携帯アプリの有料体験版レベルのスカスカ具合、誰得なシナリオ展開、あらゆる場所に手が届かないUIの「天下一★戦国LOVERS DS」と多種多様な作品がノミネートされた。 中でも簡単に再現できるフリーズ地獄、突然名無しのユニットが出現し、それを選択すると電源が落ちる前代未聞のバグの塊「大戦略PERFECT ~戦場の覇者~」、 バグのない仕様通りの出来なのにクリアするだけでも至難の業、ブロック崩しの体裁すら成立していないストロングスタイルのクソゲー「ハローキティといっしょ! ブロッククラッシュ123!!」、 進行不能レベルのバグやフリーズの嵐が襲い掛かるうえ、最悪なメーカー対応のダブルコンボの「プーペガールDS2」が大賞有力候補とされ、3ヶ月近くにわたって争いを繰り広げた。 戦いはまず「SSα製クソゲーの集大成」という、そのソフト独自の武器としての強みが弱い「大戦略」が脱落、超が付くレベルの悪意の要塞にして難攻不落のデモンズウォール「ハローキティといっしょ! 」と、DSブームで増えた女性ゲーマーの怒りという時代を象徴した怨嗟の炎を身に纏った「プーペガール」の一騎打ちとなり、ほぼ互角の戦いを繰り広げた。 最終的に「バグ等の盤外戦ではないクソ要素のみでクソゲーとして高い完成度を有する」ストロングスタイルを理由として「ハローキティといっしょ! ブロッククラッシュ123!!」が逃げ切り優勝。見事大賞の座に選ばれた。 2011 東日本大震災の影響は、携帯機部門にも容赦なく襲い掛かった。 ノミネートはただチンチロリンをやるだけなのにまともにゲームができないゲー無の極み「対戦チンチロリン」と、音ゲーなのに音ゲー要素が壊滅的な出来栄えの「ヱヴァンゲリヲン新劇場版 3nd Impact」の2作のみで、どちらも薄っぺらい内容が主な武器であった。 しかし、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版 3nd Impact」は録り下ろしの次回予告風ボイスや凝ったインターフェース・演出等、評価できる部分もあったのに対し、 「対戦チンチロリン」は親が1P固定、サイコロの出目の確率が偏っている、実際に茶碗とサイコロを買った方が安上がりと「低価格だが、その価値に届いていないどころかゲームの存在意義すら疑われる」と評価され、「対戦チンチロリン」が大賞となった。 2012 携帯機部門史上、最もスレが揺れた年。 期待を背負って発売された「NEWラブプラス」「シェルノサージュ 失われた星へ捧ぐ詩」共に深刻なバグで問題となり、それらを推すユーザーが半ば荒らしとなってスレを半分機能停止状態に陥らせた。 これらにより選考が翌年3月前後までもつれ込んだ末、ノミネートされたのは前年度大賞「対戦チンチロリン」を彷彿とさせるスカスカ具合とボッタクリ、出来る事が少なすぎるシステム、写真をそのままターゲットとして使える故に気持ち悪い絵図が出来上がる「パシャットバシット~Whack A Friend~」、 2006年据置部門次点「縁日の達人」の後継者として相変わらずのスカスカ振りを見せつけた「みんなの縁日」、 前年度据置部門で最後まで大賞を争った「Piaキャロットへようこそ!!4 ~夏の恋活~」を改善せずほぼそのまま移植した「Piaキャロットへようこそ!!4 ~夏の記憶~」、 移植元にあった要素を多く削除、中学生の落書きか紙芝居レベルのシナリオ、3DSの機能はほぼ置物な「ヘビーファイア・ザ・チョーズン・フュー」。 大賞候補は「パシャットバシット」「ヘビーファイア」の争いとなったが、移植元より劣化しているのに値段は元値5ドルから大幅値上げの所業をやらかし、スレを炎の海に変えた「ヘビーファイア・ザ・チョーズン・フュー」が大賞と相成った。 なお、「NEWラブプラス」、「シェルノサージュ 失われた星へ捧ぐ詩」は共に後で配信されたパッチでバグが修正された為、選外となった。 この過程において、年度途中及びスレで決めた期限までにパッチで内容が改善した場合は、改善後を基準に選考を行う事が決定された。 2013 オートレース団体・JKA監修と謳っておきながら、オートレースを全く再現できていない上にスカスカな内容の「みんなでオートレース3D」、 盛大な音ズレでミュートの方がクリアしやすい、手抜きの極致な演出・ステージ、公式サイトでGUMIの名前を間違える等、GUMIファン激怒な「Megpoid the music♯」のダブル門番が3月に襲来。 以後、有力な選評は来ず、どちらかが大賞となるのが有力視されていた。 しかし、今年の年末の魔物は強かった。 進行要素の多くがランダム、勝手にカメラが切り替わり非常に見づらい画面、ストレスフルな経営パート、おざなりなイベント、世界観には合わないBGM、 終いには「いつも竹馬で過ごしている少年に望遠鏡を売ると夜中に竹馬で登山して死んでしまうが、周辺住民は何もなかったかのように一日を過ごす」と、Heartfulなデザインに対してHurtfulな展開が連続し、プレイヤーの精神をガリガリ削る「ホームタウンストーリー」が2大門番を打ち倒し大賞となった。 2014 野球ゲーにカードゲームのシステムを導入した結果どっちつかずになり、どちらのジャンルでも楽しめなくなる、貧相なグラフィック、雑なストーリーの「超人ウルトラベースボール アクションカードバトル」、 戦略性のある「デッキ構築型カードゲーム」を謳いながら、カードパワーのインフレ、速攻・除去至上主義の極端なゲームバランス、低クオリティなイラストで、無料でも遊びたくない出来の、携帯機部門初となる基本無料ソフトのノミネートとなった「インフィニタ・ストラーダ」、 開発会社変更の結果それまでのノウハウをぶち壊し、テンポ、レトロゲーの再現性、番組ネタの自然さどれをとっても最悪な出来になってしまいシリーズファンを涙させた「ゲームセンターCX 3丁目の有野」、 敵ポリゴンの頭を自キャラにすり替える等の手抜きの極致の結果腹筋崩壊レベルのカオスが誕生したグラフィック、制限時間が短すぎて薄っぺらなストーリーモードの「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ」がノミネート。 4本それぞれ実力が拮抗、群雄割拠の争いとなるが、 デッキ加減枚数が設定されていない為コンボパーツだけ入れて先攻1ターンキルをはじめ戦略性の欠片もないルール、そこらのソシャゲも真っ青な課金バランス等、 「枝葉部分だけでなく、ゲームとしての根幹部分までも腐っている」点が決め手となり、「インフィニタ・ストラーダ」が大賞に選ばれた。 2015 当初は静かな幕開けだったが、「パズルゲーム」というジャンルを名乗っていいのかすら疑われる内容のスカスカ具合の門番「パズルボトル」がやって来た事で一変。ボッタクリ、自由度がない、操作性悪いと様々な要素を持つクソゲーがエントリー。 大賞候補は、しょっちゅう入るC2エラーの強制終了と長いロード、一部除いて劣悪なゲームバランス、バカなAI、タッチの感度が鈍感だったりタッチとボタンが入り乱れ安定しない操作性、原作再現のおざなりさ、参戦作品の異常な偏りの基本無料ゲー「機動戦士ガンダム バトルフォートレス」と 特典サントラの宣伝詐欺、開発チームごと流出したため歴代過去作からキャラデザ変更、一回りどころか二回り昔の作品レベルのインターフェース、 「ビー玉」「豆電球」と揶揄されるショボいグラフィック・アニメ、シナリオ全体において崩壊しているゲームバランス、薄っぺらなシナリオ、シリーズの基本設定すら守れていない''「ラングリッサー リインカーネーション-転生-」''の争いとなるが、 上記に加え、運営の対応の悪さによりまともに遊べた期間が無い事で、全てのプレイヤーに等しく無価値を届けた点が「クソゲーの新たな境地を拓いた」とされ、「ラングリッサー リインカーネーション-転生-」が後にパッチで少し改善した事もあり、「機動戦士ガンダム バトルフォートレス」が大賞となった。 なお、「ラングリッサー リインカーネーション-転生-」が 仮にパッチが配布されずに発売当初のままであったら大賞受賞も十分あり得た とは総評の弁である。 余談だが、「バトルフォートレス」はC2エラーの発生頻度も異様に多かったことすら改善できず、わずか10ヶ月でサービスを終了。 一方、ラングリッサーは2019年2月に新作がスマホアプリとして発表され、事前登録が解禁された際「四半世紀の時を超え再始動!」という趣旨の文言が記載されていた。 更に過去作を追体験する「時空の裂け目」ではI~Vが収録される一方で本作については収録されておらず公式が触れない状況が長らく続いた状態から、「ラングリッサー リインカネーション-転生-」は公式から黒歴史認定された可能性が浮上した。 2016 2月始めに2011据置七つの大罪の一角「Wizardly 囚われの亡霊の街」がPSVITAに移植。 内容が「まるで成長していない・・・」という手抜き移植だったためあっさりとスレはパニック状態に陥り、この年の据置大賞作「古き良き時代の冒険譚」の移植版ですら歯が立たないという事態に。 さらに年末の魔物として2012据置大賞作のアレンジ「太平洋の嵐 ~皇国の興廃ここにあり、1942戦艦大和反攻の號砲~」が追い打ちとばかりに登場。やはりゲー霧で選評が翌年の7月1日まで遅れたため、審議も大きく遅れ込むことになった。 この年はスレ民の「クソゲー愛」すら凍結させるような最終決戦だったが、『嵐1942』からはチュートリアルやUIの大規模刷新や新要素追加など、「膨大な作業に忙殺される楽しみを与えたい」「過去の『嵐』とは違う何かがあるのでは」など決して万人ウケしないにせよ辛うじてゲームへの熱意を感じることができたと評された一方、 ほぼ変わるところのない丸コピ移植、なおかつ処理落ちの悪化、プレイヤーランキングの削除などむしろクソ度が増幅し、「ゲームを楽しませたい」という熱気が感じられなかったことや、ひとつ検証事実が語られるごとに話題に上った他作をあっさりと選外落ちにし続けたことから、 「かつて無い「クソゲーの熱的死」を体現した「絶対零度」の存在」とされた「Wizardry 囚われし亡霊の街」がKOTY史上最強の門番として大賞の座を守り抜いた。 総評が確定したのはなんと2017年10月10日の事だった・・・ 2017年 前年の検証と選評が致命的に遅れまくったことから当年度分のスレもなかなか立たず、結果、年が明けてもソフトの総評が一本も来なかった。 このため「(本来、大賞候補となる程の) クソゲーが出ないことは良い事です 」と結論付け、携帯部門史上初の「該当作なし」という結果に終わった。 携帯ゲーム機市場そのものが縮小を続けて最終的に据置機側のSwitchに吸収されたこともあり、2016年度の総評発表から約半年後のこの結果発表を以て、携帯機KOTYの事実上の終焉が宣言された。 ・乙女ゲー部門 2007 この年から乙女ゲー部門が新設。 イラスト、シナリオ、登場人物どれをとっても低品質なうえ、PC破壊(最悪ブルースクリーン連発となる)の離れ業でプレイヤーの精神をこれでもかと痛めつける「クローバーの国のアリス」以外はどれもノミネートされるような出来ではないと判断され、そのままKOTY史上初にして唯一の一人勝ち大賞となった。 2008 「全3巻なのに1巻と3巻の終わり10ページしかない」と称される薄っぺらなシナリオの「エーデルブルーメ」、ダブル主人公の存在意義が疑われる展開の「カヌチ 白き翼の章」等、シナリオ方面のクソゲーが多数出現。 しかし、前年度大賞を送り込んだメーカー・QuinRoseが「クリムゾン・エンパイア」を年末に投入。 矛盾だらけで薄っぺらいシナリオ、攻略キャラよりモンスターとの顔合わせが多い、ゲームバランスが考えられていない戦闘、オマケにプロテクトに事実上マルウェア同然のものを使用し、そのプロテクトにより特典すら弾かれるという全方位ハイパーコンボを披露し、そのまま大賞の座に就いた。 2009 この年は、QuinRoseが三連覇を成し遂げるべく送り込んだ「ジョーカーの国のアリス」と、それを阻止すべく立ちはだかった「断罪のマリア」による一騎打ちが議論の中心となった。 「ジョーカーの国のアリス」はPC破壊レベルのバグは無くなりそれ以外のバグも概ね改善されているが、イラストはさらに低品質化。 コピペ・水増し当たり前のシナリオに、オンライン認証が1回しかできず、将来的な認証解除予定無し、再認証手続に必要な往復葉書はユーザー購入、記入不備があればそれまでで、オマケに突然認証情報が消えて遊べなくなる可能性があると別方向の悪魔に変質。 「断罪のマリア」は、伏線未回収・飛躍した展開とシナリオにおける王道問題点も然る事ながら、首斬り、滅多刺し等の鬱グロ要素目白押しのシナリオ及びイラストでプレイヤーを精神攻撃し続け、それを乗り越えた先のエンディングもほぼバッドエンドで乙女ゲーなのに恋愛全否定とプレイヤーの心をひたすら抉る。 クソ要素の性質は完全に異にしており、それぞれを支持する者達の議論は平行線を続け、最終的に「次元が違うので優劣をつけるのは不可能」と判断。両者共に大賞という異例の結果となった。 2010 乙女ゲーの風向きが変わり始め、初めて携帯電話をプラットフォームとする作品が登場。 ノベルパートとボイスパートで繋がりが欠片もないシナリオ、クリアに多額のパケット代と時間を必要とする、ジャンル「着メロ」の乙女ゲー「大和彼氏」、タイトルを裏切りまくった18禁レベルの描写がこれでもかと詳細に描かれ、気分を悪くするプレイヤーが続出した「湘南★初カレDiary」が襲来、携帯電話分野の無法振りを見せつけた。 一方で大賞は、他部門にもノミネートを果たした作品同士のドリームマッチ。 据置機部門次点の「ラブルートゼロ kisskiss☆ラビリンス」、携帯機部門次点の「天下一★戦国LOVERS DS」の正面衝突は、 全クリできる攻略相手が2人だけで、残り7人は携帯アプリで最初からストーリーを有料DLしないといけないため、「ソフト単独ではどうあがいても全クリ不可能かつゲーム全体で見ても非常に悪質な売り方」と評価された「天下一★戦国LOVERS DS」の勝利で幕を閉じた。 2011 東日本大震災の影響は、乙女ゲー部門にも容赦なく襲い掛かった。 このご時世にパートボイス、幕末モノ好きはもれなく発狂する設定改悪、プレイヤーの分身なのに行動の真意が分からない主人公の「遙かなる時空の中で5」、寒いオヤジギャグが続くうえ伏線未回収、既読スキップ機能がない「文明開華葵座異聞録」、 主人公が中盤からサイコパス化し始め感情移入できない「AMNESIA」、歴代KOTY乙女ゲー部門の中でも最凶最悪レベルのUIを誇る「オレ様キングダム 恋もマンガもデビューを目指せ! ドキドキLOVEレッスン」がノミネートされたが、クソ要素の質は全体的に低調であった。 最終的に乙女ゲーの最重要要素である「恋愛がちゃんと描けているか」を切り口に選考が行われた結果、 過程をすっ飛ばしていきなり相手に惚れられる、どんなに愛を囁かれても反応が薄い、年相応の常識がないにも関わらず崇拝される主人公、そんな主人公をリアルでも男女双方から愛される存在にしようとした結果割を食って様々な部分が破錠したシナリオと、「乙女ゲーなのに恋愛が出来ていない」点をもってして「遙かなる時空の中で5」が大賞に選ばれた。 2012 「運命の7日間」と謳っておきながら1人を除いて実質3日分しかストーリーがなく、恋愛EDも2人分しかない薄っぺらさの「TOKYOヤマノテBOYS SWEET JELLY BEANS」、キャラの設定・性格がコロコロ変わる、使い回し多数、主人公が空気で存在意義が疑われる「うたの☆プリンスさまっ♪ Debut」と、この年も様々なベクトルでシナリオに問題がある作品が多数襲来。 大賞候補は、攻略対象が1人しかいない、シナリオを読めば好感度が勝手に上がる為ゲームをプレイしている感覚が薄い、主人公が理不尽な仕打ちを受け続け、それを見せられるプレイヤーの精神を抉るうえに昼ドラの盗作疑惑が浮上したシナリオの「再会~貴方ともう一度~」、 電波な行動・恋愛原理の攻略対象に矛盾だらけのシナリオ、意味のない選択肢、細かい所に手が届かないUIの「キミカレ ~新学期~」が挙げられたが、 2009年度大暴れした黒船「戦極姫 戦乱に舞う乙女達」を彷彿させる腹筋崩壊のイラストバグにより、「クソゲーにおける怒り、悲しみ、笑い全てを内包している」と評価された「キミカレ ~新学期~」が大賞に選ばれた。 2013 高水準なイラスト・音楽、個性溢れる主人公等、調理次第で面白くなれる点を持ちながら宝の持ち腐れなうえ設定・伏線投げっぱなしシナリオ、世界観に合わないSE、恋愛要素も中途半端な「黒焦げのフォアグラ」こと「NORN9 ノルン+ノネット」、 ホラー要素を持つ乙女ゲーと謳っておきながらそのホラーは「四八(仮)」レベルの掛け声倒れ、難解な表現を多用して意味不明になったシナリオ、恋愛要素も割を食って展開・心情共に意味不明になった「味のない肉じゃが」こと「しらつゆの怪」が大賞候補となった。 後半には「ボーイフレンド(仮)」も腹筋崩壊のイラストバグ及び短すぎるシナリオで話題になったが、イラストバグはサービス開始直後のアクセス集中の負荷が原因で後にサーバー強化により収束、シナリオも基本無料である事を鑑みれば相応として大賞は難しいとされた。 結果、大賞は「NORN9 ノルン+ノネット」と「しらつゆの怪」の争いとなるが、それぞれ大賞となれるレベルのクソ要素は持たないと判断された。 よって『「黒焦げのフォアグラ」と「味のない肉じゃが」、最終的にどちらを選ぶかは好みの範疇』として、KOTY前代未聞の「大賞作なし」となった。 2014 1年5ヶ月の延期で「見えている地雷」と評され、蓋を開ければ安定しないイラスト、フルボイスのはずがパートボイス、シナリオは薄っぺらで事実上分岐無し、音量調整が出来ていないBGMと予想通りの「Double Score~Marguerite×Tulip~」、 配信直後にエラー多発で配信停止等のバグの嵐かつ、その対応のせいで恋愛要素未実装の惨状で課金アイテムの返金騒動にまで発展した「うた☆プリアイランド」、 昼は本、夜は人間になる図書館の不思議な住人達という魅力的な要素を持ちながら、それを全く生かせておらず相手は殆ど本の状態、シナリオは大半が共通ルートでクリアまでボイス付で3時間、展開も「図書館の資金難への対策が埋蔵金掘り当て」等強引かついい加減、火消しの為か発売1ヶ月後に「2部作」とメーカーが発表した、「クローバー図書館の住人たち」がノミネート。 最終的に、「交流に留めておけば評価される可能性があったのに、恋愛にしたからクソゲーになった」として、「乙女ゲーである故にクソゲーになった」という半ば不幸な理由で「クローバー図書館の住人たち」が大賞となった。 2015 門番として「新テニスの王子様~Go to the top~」が襲来。発売元がそれまでのKONAMIから 2009年度携帯機部門で一躍その名を轟かせたフリューに変更された不安が的中。 低クオリティなイラスト、公式サイトのキャラ名間違いは序の口、キャラクターの性格もまともに把握しておらず、その癖攻略対象キャラは大幅減少、 意味が特にない主人公の「社会人」設定やミニゲーム、褒められるCGはラーメンの湯切り・ご飯粒だけとクソ要素の山を見せつけた。 負けじと、一番盛り上がるのはプロローグと称される程盛り上がりの無い、ミステリーの「ミ」の字も理解していないシナリオ、恋愛要素はあっさりし過ぎなのにエロ要素は過分に搭載されている、発狂理由がワンパターン、尖り過ぎて地雷と化した百合志向のキャラをひっさげた「POSSESSION MAGENTA」と、 長すぎる読み込み時間、絶望的な3Dパートの操作性の悪さ、幼稚極まりない文章に、プレイヤーと作中とで話の内容がかみ合わずプレイヤー置いてけぼりなシナリオ、危機が迫っているのに緊張感がなさ過ぎる主人公、オマケに操作性の悪さを評価され同年の携帯機部門にもノミネートされた「RearPheles -Red of Another-」が名乗りを上げる。 しかし、恋愛といえるだけの恋愛要素がない、「社会人」設定とは乖離した主人公の描写、一部のEDは尻切れトンボ、従来より対象が大幅減少していながら、全ての攻略対象を攻略する程に襲い掛かるストレスの前には多過ぎる攻略キャラと、「読み物及び恋愛要素どちらも他の作品よりかなり劣る」点が決め手となり、「新テニスの王子様~Go to the top~」が逃げ切りを果たし大賞に選ばれた。 2016以降 この年以降、急激にスレが過疎化して選出はストップしている。携帯機部門同様、事実上の終了と言ってもよいだろう。 このクソ項目に追記・修正・選評をお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 コメントログ それもあるが、スレッド形式ってのが若年層流入につながらない(文化として根付いていない) から新規でやってくれる人がほぼいなくなった -- (名無しさん) 2023-02-26 16 18 27 そもそも5chがすでに廃れてるからな。その上KOTYも大分飽きられてる。 質が低下しておかしな事になっても「ネタスレだから文句言うな!」で通してるのも印象悪い -- (名無しさん) 2023-03-09 02 30 32 ゲーム発売の敷居が下がっただけでなく、スレの内ゲバっぷりも間違いなく衰退の一因だよね…市場が無くなった事で自然消滅した携帯版と違って、据え置きは2019年ごろからずっと不毛な理由で荒れ続けてる -- (名無しさん) 2023-03-19 12 24 01 2022年の総評案が来たが…正直「RPGolfをゲー無扱いして該当者なしで『「クソゲーが出ないのはいい事です」この言葉では、もう締められそうもない。』」は意味わかりません… -- (名無しさん) 2023-03-21 05 50 34 クソゲー紹介チャンネルが山のようにある昨今、文章だけでどうにかなるわけもなく。 -- (名無しさん) 2023-03-21 10 04 01 モバイル界を見てみると…歌の展開を前提としたものだとかなりの大物IPでも普通にゲー無あるからね(アイプラとか)。もう潮時だろうね -- (名無しさん) 2023-04-01 10 06 29 CERO審査済みに限定しないなら商品未満のインディーズゲームは腐るほどあるけど、それをやるとキリ無くなるしなあ -- (名無しさん) 2023-04-03 05 28 45 一番クソなアセットフリップ探す作業がいかにクソゲーハンターたちと言えども楽しそうとは思えんしなぁ -- (名無しさん) 2023-04-03 19 06 30 実際はそれをやる選評者も残ってないからIARC禁止は本当に間口を狭めて人が離れていっただけっていう… -- (名無しさん) 2023-04-06 15 05 15 それ(一番クソなアセットフリップを探す)をやる選評者が残ってないならIARC禁止してもしなくても同じでは?KOTY住民ですらそれをしたくないからIARC禁止にしたわけでしょ?というか、アセットフリップだけで殴り合ってるKOTYを外野連中は見たかったのか?と問いたい -- (名無しさん) 2023-04-06 16 21 59 幕引きか・・・時代の移り変わりというものを肌で感じでいたから惜しみつつも納得してしまう。 -- (名無しさん) 2023-04-06 16 39 57 ↑2 IARC=アセットフリップじゃないので…。今CEROを通してるゲームってCERO会員のメーカーのソフトとパッケージ版を出す予定のあるDLソフトだけなんだけどこの基準を満たしてる候補は19年以降だと17本中3本しかないんだからそりゃ無理があるわなと -- (名無しさん) 2023-04-06 19 07 41 ↑「IARC=アセットフリップじゃない」は分かってるつもり(あくまでアセットフリップを弾くための客観的な指標として住民が選択しただけという認識)。2文目あんまりわかんないんだけど、ほんの2,3年前くらいならCERO通してたようなゲーム(メーカー)が23年現在(22年も?)CERO通すのやめたってこと? -- (名無しさん) 2023-04-06 19 28 53 まあインディーズによる大量のゲー無の相手なんかしてられないからね しょうがないね -- (名無しさん) 2023-04-06 20 35 45 2022スレでスレ民がCERO審査の虚無DLゲー(エロ要素があると稀にCEROの方が低いレーティングで済むケースがある)が出た時は「虚無なんか扱わない」で返してたんだからIARCルールなんて必要無いと思ったんだが、それをスレに書き込んだら「選評出てないソフトを例にするな、荒らしだぞそれ」みたいな事言われた。 -- (名無しさん) 2023-04-07 09 53 41 (続き)要するにスレ民の意思で扱ってもつまらないゲームを分別できるならIARCルールなんて過剰に対象を狭めるだけでいらないルールって思想だったんだが、この対応を見て「インディー全般を実質的対象外とするのかな」と認識するようになった。なおRPGolfの開発はインディーズだった模様。CEROでも扱わないクソゲーがある以上IARCルールは不完全って認めてる様なものじゃないかと…… -- (名無しさん) 2023-04-07 10 01 13 選評書かれたのに「虚無なんか扱わない」で突っぱねられたならともかく、選評来てないなら本当に扱わなかったのか検証不可では? -- (名無しさん) 2023-04-07 10 13 26 DLゲー流行ってなかった頃でも選評来たは来たけど相手にされず選外なんて10年前でも普通にあったことだから別に…「CERO通ってるゲームなら全部相手にされるはず」ってのはちょっと勘違いよ -- (名無しさん) 2023-04-07 10 23 26 アンシャントロマン発掘あたりから、近代のクソゲーよりも歴史に埋もれたレトロゲーのクソゲーに注目する人間も増えて、クソゲーファンの種類も多様化、分散してるから人が減るのも止む無しだわな。 -- (名無しさん) 2023-04-09 04 00 21 陣内智則さんのチャンネルでネタにしてて笑った -- (名無しさん) 2023-04-13 21 14 16 5ちゃんねるの規制も逆風だわ -- (名無しさん) 2023-04-24 02 02 34 おとボク3がノミネートされてるって聞いたけどガセか -- (名無しさん) 2023-06-02 01 32 59 匿名でやってるのに相談で休止決定出来ちゃった辺りからして、末期はもうごく少数のイツメンだけでやってたんだなって分かるわ。 -- (名無しさん) 2023-07-27 05 04 27 ↑ ちょい上にもあるけど5ch全体が規制厳しくなってそれでもかける一部の人くらいしか残ってなかった板ってのが結構あったからなぁ。それに「あまり金かけずにアイデア勝負」とかのクソゲーになりやすいのはインディーズとかにいって普通のコンシューマの形だとなかなか出なくなってるしね。 -- (名無しさん) 2023-07-27 09 06 48 そもそもクソゲーをやりたがる奇特な人は少数しかいなくって、その少数が消えたから衰退しただけの話なんだよなぁ。ゲーム業界云々は関係ない。実際、その証拠に誰もじゃあ俺がやる、とは言わないしな。 -- (名無しさん) 2023-07-28 14 47 52 ↑「じゃあ俺がやる」ってなってもやる対象がなけりゃどうしようもないんだから業界関係ない事はない。 -- (名無しさん) 2023-07-28 15 28 26 noteに書いてた人がいたけど10年前時点で俺も続くぜって居なかったようだし、むしろその状況から10年持った方がすごいわ -- (名無しさん) 2023-10-23 11 12 31 KOTY的に話題だった人生ゲームの新作が出たり、今となっては名作とまではいかなくてもそれなりに安定してきたフリューとか年月の経過を感じる出来事が出てきたな -- (名無しさん) 2023-10-23 11 21 26 ↑6 クソゲー大会に権威主義を見出してしまったねらーの末路だよ。「客」が担ぎ上げるから勘違いしてしまったんだろう -- (名無しさん) 2024-01-02 11 44 11 やる気なさすぎたのか知らんが 開発本当に仕事してたのか…… -- (名無し) 2024-03-23 19 33 50 名前 コメント すべてのコメントを見る
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ゲームカタログ@Wiki ~名作からクソゲーまで~ ゲームカタログ@Wiki ~名作からクソゲーまで~ へはこちらから 特徴 発足 不明 ゲームに関するwikiを立てている。 2013年7月1日にクソゲーまとめ @ ウィキ(跡地)、名作・良作まとめ @ ウィキ(跡地)と統合。 コメント 名前 コメント
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クソクソクソゲー 前前前世 歌手 RADWIMPS 作詞・作曲 野田 洋次郎 編詞 渋井 やっと手が進んだかい? それなのになぜ手を倒せないんだい? ツモれよと怒る君 これでもやれるだけ進めてきたんだよ 渋井が和了を追い越してきたんだよ 君(渋井)のツモや全ツだけで頭痛いよ 同じツモをしてるとは思いたくないよ 遥か昔から知る そのツモを クソゲーと呼んで 何をすればいい? 君(ねこだま)の前前前巡から僕はテンパイをしてたんだよ そのにやけた笑い方をめがけて やってきたんだよ 君(渋井)の点棒全部なくなったって マイナスになったって もう迷わない また一から作り始めるさ むしろ役満を 近未来を始めてみようか どっから話すかな 君(渋井)がクソゲーしていた間のストーリー 何十 何百局 分のクソゲーを語りに来たんだよ けどいざその姿目に映すと 全ツしない渋井きて 打ってみたいよ クソゲーされる痛みを なくしてほしいよ 半荘何局分かの 果てに出会えた この手を壊さずに どう打ったならいい? 君の前前前巡から僕は テンパイをしてたんだよ その騒がしい声と真顔めがけ やってきたんだよ そんな役満テンパイのケロェを誰が振り込むというんだろう もう迷わない 君の和了に指(中指)をたてるよ 君(ねこだま)は僕(ケロェ)から点棒を 奪い取ったの 前前前巡から僕はテンパイしていたんだよ そのにやけた笑い方をめがけて やってきたんだよ 君(渋井)の点棒全部なくなったって マイナスになったって もう迷わない また一から作り始めるさ 何千局でも 替え歌をくちずさみながら 曲目リストへ戻る 歌唱履歴 2017.08.07 034曲目(しぶい) 2018.02.07 043曲目(ねこだま。) 2018.04.08 009曲目(しぶい) 2018.07.28 004曲目(なっち) 履歴へ戻る
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いっきもクソゲーと言われるゲームだ。 しかし、コメントにもあるように「そこまでクソゲーではない」というのが個人的な感想。 操作性も普通、バグも特にないので、致命的なバグがあるクソゲーよりは幾分かマシである。 ちなみに面白くはない。あと農民が一人で一揆を起こすという設定がすごい。 ニンテンドー3DSとかでフルリメイクしてくれないだろうか。 買わないけど。
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2012年。思えば昨年のスレは乙女ゲー的KOTY史上最も平穏だったと言えるだろう。 ヤマノテ、うたプリ、再会・・・皆それぞれに個性溢れるクソさを備えていた。 そんな猛者の追随を許さぬほどの強烈なインパクトで大賞をもぎ取ったキミカレ。 彼が残していった笑いの渦は、乙女たちに束の間の休息と安穏を与えてくれたのだ、と今更ながらに思う。 2013年――豊穣の年とされた中で、特に異彩を放ったクソゲー達を順次紹介していこう。 我先に、と先陣を切って現れたのは『NORN9 ノルン+ノネット』(オトメイト)。 タイムスリップ、旅する船、異能力といった興味を引くキーワード、高水準の絵、かの有名な植松伸夫氏の 手がけた音楽。 3人の個性豊かな主人公や脇カップリングなど、人を選ぶ要素はあるものの魅力的な雰囲気を纏っている。 そう、魅力的だったのだ・・・蓋を開けてみるまでは。 今作は“どこかが違う”大正時代に、現代を生きる少年がタイムスリップしてきたところから物語は 始まる。 能力を持つが故に集められた特使達、厨二心をくすぐるデザインの戦闘機や飛行船、人型汎用ロボット 兵器、テレビ、自動販売機、キッチンが完備された船内には、謎のヒヨコが忙しなく動き回っている。 「どこかが」違う、というレベルではない。 これらを見てプレイヤーが感じた違和感を代弁し、本編へ繋げててくれるのが前述の少年“空汰”の 役割なのだろう。 ・・・と思ったがそんなことはなく、彼はプロローグで謎ありげにタイムスリップしてくるのみで、以降は 完全に空気と化する。 しかし、全く意味のないキャラかと言えばそうではなく、彼の正体に関しては物語内でちゃんと 明かされる。しかし本編とは直接関係がない。空汰とはなんだったのか。 そもそも物語の大半が船内での出来事であり、地上に降り立ち大正デモクラシーを感じることは一切ない。 更に、物語が進むと「実は船の中だけが西暦8000年だった」ことが判明する。大正時代にした意味は あったのか。 ではその『外だけ大正時代の飛行船内』では一体どんなストーリーが展開されるのかと言えば、ほとんど 何もない。 余計な詮索はするな、馴れ合いなんぞ必要ない、いずれ敵になるかもしれないのだから――― このように、嫌というほどに「仲良くするな」と言われているのにも拘らず、必要以上に仲良くする 若者達の様子を見せつけられるだけである。 一応後半になると“リセット”という文明を初期化させる計画があり、主人公達は“リセット”を行うため の人柱だったという真実が明かされる。 空汰が感じた「大正時代だけど大正時代じゃない」という違和感は、この“リセット”を繰り返してきたが 故のずれ・・・とのことらしい。 はてさて世界の命運を賭けたその計画について知った主人公達はどうしたのかというと 「主人公の一人が攫われ戦争の道具にされていたところを救い出したら、リセットなんて話は最初から なかったようにいちゃいちゃ」 「仲間がピンチに陥っているというのに、攻略対象と過去に行きカウンセリングしたら、リセットなんて 話は最初からなかったように(ry」 「リセット管理側の人間が自らの組織に疑念を抱き、ヒロインの記憶を本人に無断で消し、役目を捨てて 逃亡してリセットなんて(ry」 「黒幕に洗脳され攻撃を仕掛けてくる攻略対象を主人公が正気に戻したら、なんやかんやで黒幕は死んで いて(ry」 ・・・というように「リセット? 世界の命運? しらねーな!」と言わんばかりに何事もなくいちゃいちゃ するだけ。 中にはこの“リセット”という真実が明かされないまま終わってしまうルートも存在する。リセットとは なんだったのか。 彼らが船内で行った事と言えばほんのちょっとの戦闘と内部犯探しで、残りは全て恋愛に割り当てられて いる。 いちゃいちゃする以外に何もしていない、総じて恋愛脳の若者集団に人類の未来を託すなんて・・・頭の 痛くなる話だ。 シナリオが駄目でも恋愛描写に萌えられればそれでOK!という乙女もいるであろうが、悲しいかなその 恋愛部分も非常に中途半端である。 お互いを監視する為にペアを組んだのに、次章では既に両思いになり、乙女ゲーの要でもある恋愛過程は 早送りをしているかのように急激に進んでいく。 「お前らいつそんな関係になったの?」と悩むプレイヤー。だが、画面の中の彼らはプレイヤーなど お構いなしに絆を深めていく。 そしてその果てに待っていたのは・・・乙女界のリーサルウェポン、唐突なエロ展開である。 ここは無法地帯か。 エロ展開が仕込まれているのは全9ルート中7ルートもあり、未遂や事後、酷い場合は最中という無駄な ラインナップ。 それらの向こう側に浮かび上がる「これで乙女共は萌えるんだろ?」と言わんばかりのライターの ドヤ顔は、ふつふつと怒りすら湧き上がってくる。 大風呂敷に折り目すら付けられなかったシナリオに、空汰の圧倒的ツッコミ不足により、誇大広告に 成り下がった“大正時代”の世界観。 トドメのエロ展開という地雷が決定打となり、本スレでは非難が続出。 「シナリオ型クソゲーのテンプレ」とまで言わしめる羽目に。 発売前の魅力的な雰囲気はどこへやら。中身のあまりの粗悪さに、今作はとある乙女から「黒焦げの フォアグラ」と形容されたのだった。 1000年に1度と称された酷暑が日本列島を襲った8月。 うだるような暑さに喘ぐ乙女達を色々な意味でぞっとさせたのが『しらつゆの怪』(オトメイト)である。 怪談百物語をベースとし、ダミーヘッドボイスを採用する事で、背筋が凍りつくような冷感と年下男子達 による萌えを与えてくれる新感覚の乙女ゲー・・・になる予定だった作品である。 今作は前述の『ノルン』と同じオトメイト発であることから比較される事が多く、ノルンが「黒焦げの フォアグラ」ならば、こちらは「味のない肉じゃが」だと形容された。 割と定番のホラー×乙女ゲームというレシピに、使用した素材は百物語&年下男子と決して悪いものでは ない。大きな問題は調理法にあった。 今作をプレイし始めると嫌でも目に付いてしまうのが、ライターの日本語力を疑う悪文の数々である。 例として、以下の一文を参照していただきたい。 「彼は三日月形に唇をゆがめ、そして、私をじっと見て笑顔で笑った。目は真っ直ぐ私を捉えて離さない。 まるで太陽を見ているように眩しそうに目を細めて、微笑んだ。」 「笑っている」という状態を難解かつロマンチックにしようとして、ニュアンスの綺麗な表現をバランス 関係なしに貼り付けた結果がこれだ。 この文章を読んで、正しい日本語だと思える人間は一体どれくらいいるだろうか? こんな文章で全シナリオが構築されているのは、もはや文字通りの「怪」。頭痛が痛くなる。 文章がこのような状態であるのだから、ストーリーがまともな状態であるはずがなく。 掴みとして重要な共通ルートは出会い→自己紹介→OP→百物語と淡々と進みすぎて、繋ぎの部分が 雑過ぎる上に恐ろしいほどに短い。 進めていけば雑さも無くなっていくのかと思うがそんなことはなく、謎も伏線も用意するだけ用意して おいて全ては闇の中に葬り去られ。 意味深な発言に意味はなく、攻略対象の正体は最後までわからないまま。 「全ての真相を知っている」という隠し攻略対象のシナリオですら「正体は察してください」状態。 前述した悪文の余計な相乗効果もあって考えれば考えるほど理解できず、考える事を止めても理解に 苦しむという絶望に苛まれる。 今作の要である百物語についても、キャラが話している最中に他のキャラが某お笑い芸人のようなノリ 茶々を入れてくる為、恐怖感がごっそり削がれてしまう。 探索パートでは一応のホラー感を味わう事も可能ではあるが、キャラの無駄な茶々のせいでせっかくの ホラーチックな雰囲気が台無しだ。 シナリオが駄目でも恋愛描写に萌えられればそれでOK!という乙女もいるであろうが、驚くことにその 恋愛部分は皆無に等しい。 距離が近づくような描写もイベントも何もなく、ついさっきまで「好きかどうか解らない」とすら 言っていたのに・・・ 百物語という名のナンパで知り合っただけで、後はほんのちょっと行動を共にしただけだというのに、 次の瞬間には両思いになりキスまで済ませる始末。 しかもこのキスシーン、無駄にねちっこく描写されているだけでなく、やたら生々しい吐息やリップ音付き。 2人はいつ、どこで、どんな過程を経て、お互いのどんなところに惹かれたのか。EDを迎えてもわからず じまいである。 後日談という名のおまけで明らかになるのかと思いきや、中身はただエロいシチュエーションが描かれて いるだけ。ここは無法地帯か。 恋愛過程もシナリオもダメならばキャラ萌えだけでも・・・と救いを求める乙女達の手を振り払うかの 如く、キャラクターも総じて酷い。 マイペース、ムードメーカー、ツンデレ、クールなどといった個性を持つ攻略対象たちが、個別ルートに 入った途端唐突にシスコン化、ヤンデレを発症、主人公の血を飲みたがったり等、謎の豹変を見せる。 これらに関して本編中で説明される事は一切ない。 だが、そんな彼らでも主人公と両思いになったら唐突にいちゃつきだし、無駄にエロいキスまで済ませて しまうのはもはやテンプレートである。 豹変すら帳消しに出来るほど魅力的な主人公なのかといえばそうでもない。 というより、今作で最もぶれまくりなのがこの主人公なのだ。 「守りたいけど守られたくないの。」「行きたいけど行かせたくない。でも行ってほしいの。」 「言いたい事がたくさんあるのに何を言いたいのかわからない!」等 攻略対象からも「お前何言ってんの?」という辛辣なツッコミが入る程に意味不明な言動を繰り返し、 怯えていると思ったら急に上から目線になったり、自己中心的な言動を見せたかと思ったら急に ネガティブになったりと一貫してブレまくっている。 公式設定では「人と距離を置きたがる性格」のはずが、ちょっと行動を共にした相手とキスをしてしまう。 距離感もへったくれもない。 気力を削ぐ悪文の蔓延るシナリオに、起承転結の“起”“結”以外を消し去ったかのような恋愛面、 悪い意味で個性的過ぎて理解が追いつかない主人公達。 見えない地雷が故に数多の阿鼻叫喚を呼んだ今作は、ホラーというジャンルもあってかの伝説のクソゲー 「四八(仮)の乙女ゲー版」とまで言わしめた。 以降もクソゲーの襲来は相次いだ。 しかし『ノルン』『しらつゆ』の双璧を前に、己の小粒さを嘆いて敗退していく。 大賞争いはこの2作に絞られた・・・誰もがそう確信し、早くも来年度へと想いを馳せていた間、奴は 息づいていた――大いなる衝撃と、笑いの渦を携えて。 昨年度の『再会』に続き、もしもしの国より出でた年末の魔物『ボーイフレンド(仮)』(サイバー エージェント)、満を持しての登場である。 今作は、妙に印象に残るCMでお茶の間の話題となった「ガールフレンド(仮)」の乙女ゲー版である。 このGF(仮)と同様、今作も「耳で萌える恋愛カードゲーム」を謳っており、登場キャラ全員に声優陣に よるボイスが付いている。 ただし、ボイスはいわゆる「フルボイス」ではなく、キャラ一人につき5種類ほどあるのみ。 そこはもしもしゲーのご愛嬌と言ったところか。 今作をプレイする上でどうしても気になってしまうのが、システム周りの難である。 異常に遅い上に途中で止まったり消えたりする文字表示速度。これにイライラしてつい連続でタップして しまうと、突然ホワイトアウトしフリーズを起こす。 プレイヤーレベルを上げる為のコマンド、「登校する」にも同様のバグがしょっちゅう起こり、苛立ちと ストレスの二重連鎖が萌える暇を与えてくれない。 チュートリアルもすこぶる不親切で、上記の「登校する」コマンドの他に教えてくれるのは、「出会い」 という名の課金ガチャの仕様と、「魅力アップ」という名のカード強化方法、強化したカレで5人編成の デッキを組み、他プレイヤーと戦わせる「カレバトル」のみ。 今作中に登場する「攻コスト・守コスト」「アルバイト」「デート」といった要素は、チュートリアル 終了後に自分で調べなければどういうものか解らない。 更に「攻コスト・守コスト」に関しては、コスト上限値を明らかに超えた編成でもバトル可能という、 その存在意義を問うバグまで仕込まれている。 気軽にプレイできることがもしもしゲーの利点のはずなのに、ご覧の面倒臭さ。なんとも気力の削がれる 仕様である。 肝心なシナリオ面はどうかというと。 プロローグこそ「卒業パーティーのダンスのお相手は誰にしよう・・・?」という短すぎる共通シナリオが 入っているが、後は全8話の個別シナリオのみ。 最初の1話以外はそれらは最初の1話以外は「ステップアップ」というこれまた面倒臭い作業を行う事で どんどん解放されていく。 3話までは重複している同じカレを使用することが解放条件となっているが、それ以降はカードのレベルに 応じた 「キー」を使用しなければならない。 勿論これらの仕様はチュートリアルではほとんど説明されず、キーに至っては自力で調べないと使用用途が わからない。 解放されたシナリオは恐ろしいほど短い。キャラが登場し、主人公と申し訳程度の会話をしただけで終了。 続きはステップアップで! 魅力アップにも役立つカレを3人も消費し、キーを総数50個も使用したにも関わらず、解放された ストーリーは小学生の作文並みの短さ。 骨折り損のくたびれもうけとはこのことを言うのだろう。 更に、プレイの仕方によってはシナリオの整合性もおかしくなってしまう。 カレにはレア度というランクがあり、カレ1人ひとりに6つあり、それに応じて主人公とカレの関係が密に なっていく仕様となっているのだが 密になっていく過程はシナリオ中で一切描かれてはおらず、自己紹介後に解放された1話を見ると、 いきなり仲良くなっている。 さらに、出会い方によってはつい先ほど自己紹介を見たばかりなのに、いきなり抱きつかれたり 抱き合ったり腰に手を回されたりと、シナリオの整合性がおかしなことになってしまうのだ。 これを解消するにはRランクと出会う前にNランクと出会えばいいのだが・・・ガチャはランダムだし 登校で出会えるキャラは決まっている。 解消法はないに等しいのだ。 さて、今作のおおまかな内容を説明したが、多くの者が「これが年末の魔物? ハハッ、ワロス」と鼻で笑った ことだろう。 ・・・安心するのはまだ早い。本題はここからである。 今作の最も強烈な問題点―――Twitterに続々と挙げられた衝撃の画像の数々に、スレ住民達は驚愕し、 戦慄し、腹を抱えて笑った。 素敵な模様入りのペンを落とした透明人間。「よう。今帰りか?」と話しかけてくる幼馴染の生首。 人間観察が趣味だというパンクな生首。 呼ばれて振り返ると、そこにいたのはのっぺらぼう。主人公が見つめる先には宙に浮いた顔面。 「さっきから俺のことを見てるけど、何か用か?」と言うハゲた生首。 「科学室、使ってもいいですか?」と言ってくる頭の無い眼鏡男子。 別の意味で「大丈夫ですか・・・?」と言いたくなるハゲの生首。 ランチに誘ったキャラが次の瞬間にはハゲ化、生首化、顔面センター化。 ・・・おわかりいただけただろうか? 今作が“伝説”とまで称された所以、それがこれらの「立ち絵バグ」である。 これらのバグ報告画像はTwitter民によって瞬く間に拡散され、ゲームニュースを扱うブログが嬉々として 取り上げる異常事態となった。 イケメンの身に起こったこれらの超現象は、プレイヤーはおろか画像を見ただけの人達にも強烈な インパクトを残していったに違いない。 以上3作をノミネートとする。 今年度は日本列島に押し寄せた数多の台風たちの如く、強力なクソゲーが現れては乙女達に襲い掛かって きた。 安堵したのも束の間、畳み掛けるかのように次なる強力なクソゲーが現れ、休む間もなく乙女達は再び 彼らに挑む。 疲弊の余りにクソゲーの暗黒面に堕ちる乙女が続出。 スレは荒れては落ち着き、また荒れて・・・を繰り返し。 全てが終わる頃には、乙女達は真っ白な灰と化してしまった。・・・2011年の悪夢のように。 何故黒歴史は繰り返されてしまったのか。 それは、今年度門を叩いたクソゲー達の大半が「シナリオ型」のクソゲーだったためである。 シナリオとは乙女ゲーにおいて最重要項目であるが、その中身については「好みの範疇」が適用される ためクソゲーか否かの判断が難しい。 未だに2011年度の一件がスレを荒らす種となっているのは、この判断の難しさが故である。 しかし、上記の3作には、2011年度とは根本的に違った要素があった。 話を書く上での基礎中の基礎“起承転結”が成り立っていないのだ。 “起承転結”の“承・転”を削り、代わりに無駄なエロ展開を無理矢理差し込んできた『ノルン』。 “起承転結”全てが悪文で構成され、“転・結”のフェードアウトと同時にエロ要素を捩じ込んだ『しらつゆ』。 “起承転結”がほとんど存在しない上、下手をすれば整合性が迷子になってしまう『BF仮』。 これは「好みの範疇」を語る以前にまず、「読み物として」問題である。 2011年の悪夢を経ても尚、斜め上の方向で進化を続けるシナリオ型クソゲー達の中で、これら3作が ノミネートとなったのはもはや必然と言えよう。 では、この3作の中に今年度の大賞に相応しいクソゲーは存在するのか。 その答えは・・・『否』である。 3作とも読み物の礎である“起承転結”がなっていないという時点で、他作品よりも秀でたクソゲーだと 言える。 しかし、これらは全て今年度の大賞として君臨するには決定打に欠けているのだ。 まず『BF仮』。起承転結などあってないようなものではあるが、シナリオ中にエロは皆無であり、 もしもしゲーにしては珍しいほどクリーンな内容となっているのは評価に値する。 衝撃的な立ち絵バグの数々も現在は落ち着いており、乙女達の検証の結果、配信当初のアクセス集中による サーバー負荷が原因という結論となった。 文字速度の遅さや頻発するフリーズ等システム周りの難は残っているが、基本無料という点を踏まえれば 他2作に遥か劣る。所詮、話題作といったところか。 では、残った『ノルン』『しらつゆ』の双璧のいずれかが大賞に相応しいかと言えば、多くの人間が首を 傾げるだろう。 起承転結は崩壊し、伏線は大暴投、もしもしゲーでもないのに付いてくる無駄なエロ要素、その果てに 見えるライターのドヤ顔・・・擁護できないほどクソであるのは確かだ。 だが2作とも「シナリオ型クソゲーのツートップ」止まりで、どちらもシナリオ以外にクソ要素が 見当たらない。 例え黒焦げのフォアグラでも、焦げた大部分を取り除けば食べられないこともないし、味のない 肉じゃがは、無駄なアレンジもなく一応レシピどおりに作られてはいる。 問題は『どちらの料理に金を払うか』という部分なのだ。 その選択こそまさに「好みの範疇」ではないだろうか。 無理に食べられる部分を探り当て、味のなさに目をつぶって、食した料理に金を払う必要はあるのか。 金を払う事で悪夢が繰り返されると解っていても―――――その答えは・・・『否』なのである。 よって、2013年度は『大賞該当作無し』とする。 黒焦げのフォアグラ『NORN9 ノルン+ノネット』。味のない肉じゃが『しらつゆの怪』。 この2作を次点に置く事で、今年度の乙女ゲー的クソゲーオブザイヤーを締めさせていただく。 どちらの料理に金を払うかは、貴女次第―――
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▽タグ一覧 帰ってきた!彩月達の時空クソゲー日和とはメイドウィン小説の一つである。 マリオと彩月のクソゲー日和の唐突に出てきた続編、今回はマリオの代わりにルイージが登場し、全編通してたくっちスノーが居る。 今作登場したクソゲーは元ネタがあるものや、版権作品なども多い。 『登場人物』 桜井彩月 お馴染み初代主人公。 今回はクソゲーのクソさでキレる事は無かったが音牟の真実を知った時はゲロ吐いた小学生メンタル。 たくっちスノー 旅をしていたら巻き込まれた。 一日バイトのおかげでゲームが上手くなり、作品によってはめちゃくちゃハマってしまう事も。 実はフロム系ゲームも嗜んでいると発覚。 ルイージ 彩月に無理やり連れてこられた。 マリオと違い気弱系なのでツッコミ役はたくっちスノーに譲っている 音牟と掛け合いが多い 鈴蘭音牟 彩月の親代わりで動画投稿チャンネルの主。 初代戦記→specialの間にちょっと年齢がやばくなってきたらしく、永遠の18歳をちょっとゴリ押ししたり、彩月にネタにされた時はムキになったりする一面も。 動画投稿する理由があまりにも重くて彩月は後悔して吐いた。 名前 コメント
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クソゲーとはエイプリルフール限定で出現した伝説の神ゲーである バランスがぶち壊れているのが特徴で、簡易版@パみたいなもんだった 人が多すぎて@パ全然やってなかったからZako様が消した が、その後、@くそげー2というものが作られたそうな。 皆からは大好評を得て、遂にはTOPに「+@くそげー2」とつけられるほどであった。 むしろ@くそげー2がメインじゃないかと思われるが。 抜きにきたやつ数合計 - 今日抜きにきたやつ数 - 昨日抜きにきたやつ数 - +餓鬼はみるな +ネタバレ注意!見ますか? +18禁 +gom f83510c9.jpg eaed3988.jpg bb984532.jpg b499f66e.jpg b57d7554.jpg 4135585f.jpg 60008aa9.jpg 7466a464.jpg 117c83c1.jpg 7c563e71.jpg 3eec8d6a.jpg 3a961487.jpg 0dd99e0d.jpg 0bf8820d.jpg +1 1.JPG 1.JPG 43992d41.jpg f6177cc9.jpg 763b0c22.jpg +2z 20111213182134d2e.jpg 20111213182300ace.jpg 20111213182142158.jpg 20111213182253b4a.jpg 2011121318231692c.jpg 20111213182359b6c.jpg 20111213182406dea.jpg 20111213182457e38.jpg 20110930124137e06.jpg 20110930124214e6b.jpg +len 7.JPG 6.JPG 5.JPG 4.JPG 3.JPG 2.JPG le.jpg zako.PNG zako2.PNG arere.PNG len.PNG +lenfr lenfried-kaede-49.jpg lenfried-kaede-64.jpg lucasnevalainen-woedpress-lenfried_nopan-1.jpg lenfried-kaede-19.jpg +morita 20101012_662934.jpg 2e909559b955ebcf48c35c6005bfca8e.jpg cb4d2e62a8c8e8a0236880d25a15fce0.jpg +len2 xx.PNG za.jpg arere.PNG pannyu-0476.jpg Sanae_sode_091.jpg photo_6566.jpg xxx.PNG +ばーか +18禁 [高画質で再生] 23才ヒップ89センチのお尻!.お尻中心でまんこも見れる.お尻,アナル,まんこ開き2/3 [アダルト無料ライブチャット] [アダルト動画] [高画質で再生] 爆乳メイド [エロチャット] [アダルト動画] [高画質で再生] まさしく紐といっていいぐらいの水着をきたJK [アダルト無料ライブチャット] [アダルト動画] [高画質で再生] 藤城麻紀,水添愛子ユーベンク第1番 [アダルトホームページ] [アダルト動画] +ごみ pannyu-0444.jpg xxxx.PNG lenfriedom-6209.jpg xxx.PNG x.PNG xx.PNG photo_6566.jpg aaaa.PNG are.PNG xxxxx.PNG xxx.PNG aaaaa.PNG xx.PNG Reimu_tag_Studio1__007.jpg y%40.jpg are.PNG a4.PNG a3.PNG a2.PNG a1.PNG zipyaru-20091108-01-00194.jpg xxx.PNG za.jpg pannyu-9513.jpg arere.PNG moza3.png kuso%40.jpg yuwko091003%2B%282%29.jpg 732a05bd.jpg c0201117_0585687.jpg img_385325_3243027_2%40.jpg photo_6560.jpg yuko-ogura--00318174.jpg img_385325_3243027_2.jpg sugo_ogura_081.jpg xx.PNG aa.JPG 3efe9_img_1150691_36430523_11278749511.jpg Sanae_sode_091.jpg sasaki01_11.jpg pannyu-0476.jpg par z
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301 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/06/14(月) 21 23 01 ID ??? 身内全員でPLやりたいからGMやってくれと頼まれた時 そこの鳥取でやってるシステムをGM出来るほどプレイしていないし そこまで遊び込む気もなかったので、 自分がGM出来るシステムでいいかと訊いて了承して貰った 自分に出来る限り頑張って、数回セッションした後に 頼んできた、システムに関しても了承した本人に 「楽しかったのはメンバーがよかったからであって そのシステム自体は好きになれないしクソゲーだと思ってる」 とはっきりきっぱり言い切られたら帰宅後泣いてもいいよね 302 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/06/14(月) 21 26 36 ID ??? そう、んじゃマスターしないわ って言っていいと思う 304 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/06/14(月) 21 58 01 ID ??? 301 さあ早く詳細を報告の形にまとめる作業に戻るんだ 305 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/06/14(月) 22 11 56 ID ??? 304 いや、セッション自体はそいつが単独行動しまくり 他キャラの見せ場潰そうとしまくりだった他は特に困ったところがないんだ 見せ場が偏りすぎないように積極的に他キャラの行動拾っていったし 306 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/06/14(月) 22 18 06 ID ??? 305 何故肝心のシステム名を明かさない? もしかしてクソゲだという自覚でもあるのかと勘繰っちまうぞ? 307 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/06/14(月) 22 23 14 ID ??? 何かこの報告の要点に具体的なシステムが関係あるのか? 308 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/06/14(月) 22 52 40 ID ??? 301 305 ならその言った奴を弾いてセッションしたらいいんじゃないかな。 文句言ったらあんたこのシステム嫌いだから弾いたっていえるし、 問題しか起こしたなさそうだしな。 309 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/06/14(月) 23 10 09 ID ??? 305 >単独行動しまくり >他キャラの見せ場潰そうとしまくり って、十分困行動だから。 311 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/06/15(火) 01 39 00 ID ??? 305 きっちり報告して溜飲を下げるといいよ なんか今スレはちゃんと困スレしてるなー 312 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/06/15(火) 02 09 51 ID ??? 301 よくある話。 クソゲーだと思っても メンバーどうし集まりたいんだよね 我儘言う奴はどこにでもいる それでもそいつと付き合うってことは お前さんが選んだ道 スレ256